アンパンマンの遺書
- 作者: やなせたかし
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1995/02/22
- メディア: 単行本
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うーん、感動したというより、「この人(やなせたかし)はなんてこんなにギラギラしてるのかなあ?」というのを先に思ってしまった。たとえ漫画の道でこれといった成功をしていなくても、作詩やらなんやらで十分名声を得ている(日本童謡協会会長になってたり)し、他のジャンルで十分すぎるほど成功しているんだからそれでいいんじゃないの?それで満足しないの?としか思えない。
それに自分は暗くて醜いと文中で言いつつも、「妻以外の女性を愛さなかったと言えば嘘になる」と書いてるあたりが正直ではあるけど。普通の才能のない人間からしてみれば、「十分自分の才能を認められてるのに何を贅沢言ってんのよ?」と思っちゃうんだけどなあ。
人間前向きな希望をもってギラギラするのが大事ってことなのかしら。
欲望があるから前に進めるんだ。どんな時も、諦めずに。そうさ、俺は醜いものとは思わねぇ。そういう欲望を……希望って言うんじゃねぇのか!
人間50、60になってもギラギラしているといいことあるっていうことなのか。クリエイターにとっては作品がその人の子供になるっていうのはわかる気がするけど。
まあ誰が見ても成功している人間が「俺不幸!俺不幸!」と言ってるよりはマシだとは思うのだけどささ。なんでこれをありがたがる人がいるのか理解に苦しむな……。
- 作者: 中島義道
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2002/10
- メディア: 新書
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