無痛文明論

無痛文明論

無痛文明論

途中まで読む。
今の文明は楽をさせようとするばかりで、それに同調している「身体の欲望」は、本当の意味での生命のよろこびではないのである。だまされるな!(おおいに意訳)という内容。
不幸論のときも思ったけど、いない敵を作らないと論を進められないのか。ぶっちゃけ思考は肉体あってのものなので、そこを無視するのはしっくりこない。いやいいたいことは解るんだけど。
哲学書、というのを差し引いても、読み物として辛いんだよな。これで終わりなき戦いを自分は生きてる、といくら言ってもそれはただのナルシストだ。それならではというか、著者の妄想っぽい部分はちょっとおもしろい。けどこれは読み方として邪道なんだろうなあ。
詳しくないこっちとしては現代哲学ってみんなこんな感じなの?と違和感というか不信感が。俺が単に向いてないだけかもしれんけど。


そういえばなんで女性の哲学者っていないんだろう?とふと疑問に思ったりして。同じように思ってる人もいるみたいだけど、やっぱり哲学というのは暇人の学問なのだろう。奴隷を持たない貧乏人には悩みを楽しむヒマすらないのだし。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1525647


ということで中断して先月のオタク大賞のときに買った岡田斗司夫の日記をまとめた同人誌を読む。かなりボリュウムがあって、なおかつ面白い。うちの日記ももっとシンプルにまとめるべきなのかなあ。