シンメトリーな男 (新潮文庫)作者: 竹内久美子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/08メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (18件) を見る

さて実は自分は竹内久美子の動物行動学的女性観をかなり信用してたりして。なんでも動物行動学で説明しちゃうのでアンチも結構いるようだけど、シャレでやってるところもあるわけで、それくらい読み取ってやれよと思う。
それはさておいても、人間を単なる動物として捉えてみれば男と女のいろんなこともああなるほどそうだったのかと納得出来るところが多数。ロジックで男女の仲をスッパリ説明しちゃうところが気持ちいい。

もちろん動物から如何に離れられるかに挑戦し続けるのが人間だということも言えるけど、なかなかそういうわけにもいかない。たとえいくら人間が脳内妄想をがんばってみても、肉体の束縛からは絶対に逃げられないわけで、やっぱり動物としての快感が一番だよなーと思うし、人間として生活しててもその感覚は大事なんじゃないか。
フェミニストやら非モテやらが激怒しそうな内容だけどオススメの一冊。


書いててなんだかよくわかんなくなってるけど、脳内妄想よりも結局フィジカルな感覚を大事にするほうが健全だってこと。なんだかおトミさんみたいだ。