コメント欄続き

オタク文化カウンターカルチャーとして考えた場合、今のオタクシーンを愚痴ってみてもなんか「ロックは死んだ!」と愚痴ってるオヤジと変わらなくなっちゃうよーな気がするのね。いやロックよく知りませんが。
http://www.loft-prj.co.jp/OJISAN/ojisaneyes/ojisan_new.html

実際日本でのオタク文化メインカルチャーに対してのカウンターとして「やってる」という自覚のあるオタクはいないと思う。*1大塚氏お得意の「戦時下」という言葉に対しても、別に俺たち反戦でオタクやってるわけじゃないしーみたいな感じで。
大塚英志氏がオタクを社会学的に語るのは良いけど、それをオタク本人たちに語ろうとした場合、肝心のオタク層にはまったく響かないだろうなと思う。*2


そういう意味ではオタクを「2次元コンテクストに親和性の高い人々」とした斎藤環氏や、萌えを「脳内恋愛」とした本田透氏のほうがよっぽど今のオタク層をわかっているし、面白い。届かない言葉に意味はない以上、そっちはそっちでタコツボ化しているように思うのだ。これは以前からだけど……。
そういう意味ではササキバラ氏は釣られちゃったなという印象。

*1:岡田斗司夫氏もカウンターカルチャーという言葉を使っているが、西洋の文化事情を語る時の用語として出しただけ

*2:女をダルマにするのが導入部の作品内で、反戦に対して語られてもしらけるだけ