劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼

予習は全然役にたたないスーパー時代劇。完全に娯楽作と割り切って書かれているので、テレビのあのノリが好きという人にも駄目という人にも是非観に行ってほしい。


つーかこれが俺の観たかったヒビキと明日夢ですよ!


「楽人くん劇場版をやってから生き生きしてきたね」というスタッフの話も納得。いかにテレビの明日夢がお人形だったことかを再確認。


とにかく変身前、変身後とも登場人物が多いというのに(7というのが短期に人の覚えられる限界といわれる)井上敏樹のキャラ立ての巧さでどんどん見せてしまう。本人が言うとおり、シナリオ的にはカブキと明日夢との描き込みがもう少しあったほうがいいと思ったけど、上映時間的には仕方がないのかもしれない。DC版に期待しよう。
それにタイムスリップではなく、別の時代に生きた人々というアイデアは秀逸。自画自賛するだけのことはあるといえる。


CG関連はもう少しがんばれるかな?という気もするが、これは戦隊とカラーが違うせいで評価が厳しくなってるだけかも。各鬼のアクションもちゃんとキャラが立ってて、それを観ているだけでも楽しめる。
肝心の装甲響鬼は出番少ないので評価保留かな。


どのキャラクターもちびっこのウケがよく、最後まで集中して観てくれてたおかげでこちらもよい気分で鑑賞できた。去年はイライラしちゃったけど今年はいい気分。
白倉PDはやっぱりすごいねえ。また観に行かなくっちゃ。


ということで1日早く井上版響鬼を堪能したわけだけど、明日からこのノリになるかと思うと楽しみでたまらないよ。プロの脚本家として最終回までに上手に盛り上げてもらいたいところ。