戦略的思考とは何か 岡崎久彦

ISBN:412100700X

いまごろ読みました。

冷戦真っ只中の1983年に書かれた本で、ロシアの脅威が多く書かれているけど、現在の日本の状況でも参考になる部分が多い。というか国際政治を語るには必読。

これを読むと「対米追従ポチ」とか「人間の性、悪なり」とかいうレベルの話がバカバカしくなる。
このころから有事法制の必要性について書かれているのにいまごろやっとというのは、なんとか間に合ったと言えるのだろうか。

イデオロギーにとらわれて反戦だけで思考が停止している人にぜひ読んでほしい。