ガンダムファンはガンプラ作ってればいいんじゃー

にしてもアマチュアマーケットのさびれっぷりが泣ける。昔はこんなんじゃなかったのになあ。

知らない人のために解説すると、同人イベントでもガレージキットを販売する時には著作権者の許可が必要で、イベントの日のみ許可を下ろすという形式でガレージキットイベントは開催されている。唯一「ガンダム」関係の商品を売ることができるのは、このキャラホビの日、この会場内でだけ許されるのだ。
とはいえ売れ筋の商品はバンダイがとっくにマスプロダクトとして腐るほど商品化しており、アマチュアには容易に許可はおろさない。ネタがかぶっちゃあ困るからね。


かくして会場でアマチュアが売れるのはバンダイが金脈として見ていないゲテモノニッチ商品や、並べて飾れない中途半端なスケールのキットばかり。が並ぶことになるわけで、そしてアイテムの販売許可が全然おりなかったサークルは空席に(または限定品を先行入手するためのダミーディーラー?)。これで活気が出るはずもない。

まあそれを言っちゃうと、ワンフェスでだってバンダイ商品やジャンプネタは難しかったりするので実は全然自由ではないのだけど、それ以上に参加ディーラーがアツくて変で数が多いから面白いわけで。
ガンプラという模型の代名詞みたいなメジャーなものを、いざ同人で売ろうとすると逆に縛りがキツイというのは、考えるとなんかこうもやもやした気持ちになってしまうのだ。


同人誌文化と並べて語ろうとするとその違いに愕然としてしまうなあ。
なんつーことを考えていると、「もちろんカオスであるほうが面白い!」となりがちだけど、混沌としたところでそれを自分で選択することができなければなんの意味もないというのもまた事実。同人誌ファンは旬のえろ本だけ買えておればいいんじゃーみたいな。
10年後の日本のオタク文化は果たしてどういう形態になっていることやら。