アートワークモンスターズ ウルフオルフェノク アークオルフェノク

http://www.megahobby.jp/artworks/part5/index.html
量販店でもWFでも品切れで見つからなかったので通販で注文。ヤフオクで出てる店より安かったよ。あわてる小僧はッ!


完成度は言うことなし。植毛のウルフオルフェノクは猫にベロベロされそうで怖かったがもうおばちゃん猫なのでそういうこともなく*1。このへんのふにふに感がタッ君の内面の優しさを現しているのかしらん。SIC版と違って中身に肉が入ってる感じが良いなあ。塗りも今までとちょっと違ってシャドウ吹きがメインでバンダイのソフビテイストに一番近い感じ。


アークオルフェノクのほうは、マフラーが生物的なアレンジがされているところや、胸アーマーの表現、爪先の肥大化なんかがポイントか。クリアパーツの目も綺麗。全体的に「スーツ」っぽい感じがするのも篠原氏いうところの1号リスペクトなんだろうなー。


オルフェノクシリーズはこれで打ち止めだと思うけど(このシリーズだけ買ってる)、並べてみると基本的にグレーの配色のオルフェノクでこれだけいろいろなバリエーションが作れるのに感心。初期のものより塗りわけが増えている分値段が上がっているのはしょうがないのかなあ。
こういう特撮のデザインがアートとして昇華し、評価される機会を得るのは良いことだと思うのでバンバンやって欲しいと思う。
これだけのデザインを週刊ペースでやってのけるのは日本文化ならではだし、それがちゃんと評価されず消費されるばかりというのはもったいないと思うんだ。ギーガーもシド・ミードも目じゃないぜ!
グッドデザイン賞なんて基本的に自己申告なんだし当てにならんものだしね。売れるもの・優れていると言われているものなんて、所詮は見る人しだいだと思うし、だからこそ子供番組だからと卑下することもないし。
篠原保や出淵裕のデザインは世界に通じると本気で思っているよ。

*1:たまに耳かきの梵天がグショグショにされてたりするけど