よみうりランド 仮面ライダーカブトスペシャルショー 10「IRON MAN」
アイロンじゃないよ。
夏の間つけられていた客席の上の屋根もなくなって解放感のある客席に。招待券とかが30日までなせいか結構人が入っていたような。
今回も田所ザビーがおいしいところを全部持っていくぜ!ということで前回のシナリオも見てね。
http://d.hatena.ne.jp/kasindou/20061203#p1
「ブンブンブンブンブーン!全てのワームは、このハイパー田所ザビーが倒さしてもらいます……。
1・2・3……ブンブンブン、ブン殴る♪オイラのまわりにワームがわいたよブンブンブン、ブン殴るぅ♪」
歌いながらいきなり階段登場の田所ザビー。前回から引き続き登場の赤銀ワーム。
調子よくワームたちと戦う田所ザビーの前に再び乃木が現れる!
前回を知らないとなにがなにやらではあるけどまあ。
「ブンブンブン、ぶった切るぅ♪ネイティブスペシャル田所スラッシュブンブンブン、ぶった切るぅ♪ハァッ!」
「フン!」
「うああっ!」
「しっかりと頂戴したよ。今の技も」
「ううっ……そんな、バカな!俺の技を真似などできるはずが……」
「ただし、名前は変えさせてもらうよ。『ワームスペシャル・乃木スラッシュ』とね」
「おい、名前はちゃんと真似しろ!いや、してくれ!」
ザビーソードはすでによみうりランドでは公式になっているなあ。
田所スラッシュをコピーする乃木。田所さん……。
田所を救うために魔剣クロガネの鞘を持ってくるゼクトルーパー隊員。しかし鞘は奪われてしまう。
「今より儀式を行う。ライダーであり、ネイティブであるザビー。貴様が最初の生贄だ」
「ネイティブだったら俺もだ!」
「おまえもネイティブなのか?」
「ならばともに生贄だ」
「「うそーー!!」」
「鞘を準備しろ」
絶対絶命の二人!
二人を救うために現れるカブトとガタック。乃木の魔剣クロガネ二刀流がそれを圧倒する!
「ザビーの技でもお見舞いしよう。ワームスペシャル・乃木スラッシュ!」
「危ない!名前は違うけど、その技をくらったら……!」
「ハアッ!」
ズバッ!
「天道!加賀美!」
「「………………」」
「全然」
「効かない……」
「ええっ!?」
「「ハアッ!」
「ぐうっ!」
「とんだ技を、コピーしてしまったようだ……。行くぞ」
「田所さーん!」
さらわれてしまう田所さん。前半戦終了!
後半戦。ぼんやりしている田所さん。
「あれ、こんどは放心状態だぞ」
「ちょっとした、ボウレイだな」
「自分の技が全然効かなかったのがショックだったみたいだぜ」
「これじゃ、魔剣クロガネの真の力を試せない」
「カブトたちをおびき出すエサくらいにはなるだろう。
よし、さっそく儀式を行う。クロガネの鞘を用意しろ」
「「準備完了!」」
「よし……ってなんだこれは!」
「あれ?鞘ってこんなんじゃなかったっけ?」
「魔剣クロガネの鞘がこんなパンツなわけないだろ!」
「ちょっとした、ボンミスだな」
「無理があるぞ!」
田所を救うために現れるカブト・ガタック・ゼクトルーパーの3人。
本物の鞘をエサに人質の田所を救い、乃木に立ち向かうが……。
「加賀美、同時にライダーキックだ。奴にコピーさせるな」
「おう!」
“1・2・3”
「「ライダーキック!」」
“ライダーキック”
「「ハアッ!」」
「フン ……甘いな。しっかりコピーさせてもらったよ。ダブルライダーキック!ハアッ!」
「「うあっ!!」」
技をコピーされ倒される二人!
絶体絶命のピンチにゼクトルーパーの必死の呼びかけに立ち直り、鞘を奪い取るザビー!
「踏み出せば、その一足が道となり、その一足が道となる!」
ギーン!
「「グアアッ!!」」
「田所さん!」
「目が覚めたぜ。鉄人と言われた、男田所、今復活!迷わず行けよ、行けばわかるさーっ!フン!」
シャキン!シャキン!
「刀を鞘に収めたな……。フハハハハハハハ……!」
「なんだって?」
「田所さん!」
「ワームが抜き、ワームが鞘に収めたとき、魔剣クロガネが、魔鉄人になる!」
「お?おおおーーーっ!?」
「田所さん!?」
魔剣クロガネの真の力が解放される!
「全てのライダーを葬るために作られた魔鉄人!」
「ズボーーーン!」
「ズボーン?」
「ズボボーーーン!!」
ガギーン!
「「うわあああっ!」」
「このズボーンが誕生したからには、我らは無敵だ」
「田所さん、どうするんですか!」
「す、すまん」
これが魔剣クロガネの真の力!こういうネタだったとはさすがに予想外!スゲエぜ!
ハイパーを含むライダー3人を寄せつけないパワーを誇る魔剣人ズボーン!
「みんなの応援で、力が湧いてきた。この道を行けば、どうなるものか!ブンブンブン……ぶっ放せ!そうだ、俺にはこの道があった。銃の腕がな!俺は射撃の鉄人だ!」
「田所さん!」
「おっしゃあ!ブンブンブン……ぶっ放せ♪くらえ!鉄の弾を!」
バキューン!
「ズボ?ズボボボボボボ……」
「どうした?」
「今のでベルトが切れて、鞘が抜けたんだ!」
「魔鉄人が、解除してしまう!」
「いまだ!」
“マキシマム・ハイパー・サイクロン”
「ハアッ!」
「ズボーーーーーーン!」
ズガガガガーーン!
田所の活躍でズボンの脱げたズボーンにトドメの一撃!
「おのれ……覚えていろ!」
ズバッ!
「ぐうっ!」
「逃がしはしない。これをくらってもらうまではな。俺の新技、ネイティブスペシャル田所アイアンスラーッシュ!」
「グアアアーーッ!技が……真似…できない……!ウアアアーーーッ!!」
「決まった……」
乃木を倒すザビー!果たして田所ザビーがこれほどまでの活躍を見せるとは誰が予想しえただろうか!?
「田所ーッ!田所ーッ!」
「ファイッ!……ファイッ!……」
「チャーン、チャンチャーー♪」
「ダアーーーーッ!」
「ついてけねえーっ……」
ということで猪木ネタの田所さんで締め。
終わりの挨拶は田所さんのソバ屋ネタと「ステーキのどん」のネタを使っていたぞ。旬のネタを外さないなあ。
なんと今回は田所ザビーがサインを!たぶんサインをもらえるチャンスは今日だけだぞ!
ということでネタも含めてやたら面白かった今回のシナリオ。詰め込み感はあるけど悪ボスとの攻防がメインだから話がブレないのが良いね。年内最終のせいかアクションがやたら気合が入っていて、特に乃木とカブトの攻防はスピーディで見応えがあって良かった。変身はしないけど最強の敵役の迫力が十分に再現されていたよ。
ステージの熱気が伝わっているのかちびっこの応援も盛り上がってて良かった。やっぱりエンターテイメントは観客をいかに引き込めるかだよなあ。今日は初めてホッパーベルトを着けてるちびっこを観たけど、ダークカブトのヘルメットを自作してる親子がいて感動。
次回は「TRIPLE」で1号ライダー登場!35周年ってカンジ。