仮面ライダーカブトのまとめ

http://d.hatena.ne.jp/lotustea/20061109/1163089257
http://d.hatena.ne.jp/korohiti/20061111/p3
http://d.hatena.ne.jp/quon913/20061112/1163285638
うわーさすがやなー。いまさら設定矛盾にツッコむのはたいして面白い芸にはならないし、こういうののほうが面白く感じるよ。


カブトが迷走してるのは各キャラクターがやりたいことが見えないまま話が進んじゃってたこと、というのは前に書いたとおりなんで、あんまり付け加えることもないのだけど。


個人的な好みでいえばかけあいをもっと面白くしてほしかったし、できたんじゃないかと思う。番組当初に考えてたイメージだと天道がぼっちゃまのポジション(=完璧だけど一般常識からはちょっとズレてる)で、それを一般人視点の加賀美がツッコむという関係を期待してたのだけど、結局全然そういう風にはならず。ひよりも含めてもちょっと会話がはずむような関係にならなかったものか。加賀美がボケとツッコミを全部やってるように見えちゃうし。


勝手に想像すると、龍騎のときの真司と蓮みたいな関係の二人がいて、そこにゲストライダーを突っ込んで話を作ってくつもり*1だったんじゃないかと思う。そうすれば天道・加賀美のリアクションだけで話ができるし、そこにゆるやかな連続性を持たせるだけで、あいまいな謎を入れてくよりも巧く転がってったんじゃないかなー。
天道が完璧、というシバリで広がる部分も広がらなくなった部分は少なくないと思う。天道が迷走してたときにツッコむのが視聴者視点である加賀美の役目のはずだったのに、ちゃんとツッコんでおかないから話がわからなくなったというのは同意。


ぶっちゃけ米村脚本では天道のキャラをもてあましてたように思うんだよね。初期ではウルトラマン並のデウス・エクス・マキナとして描かれておきながら、突然人間宣言されれば観てるほうはそりゃあとまどうって。このへんはやっぱり視聴者の想像にまかせてOKという部分ではなかったと思う。
白倉Pお得意のライブの展開にしても、キャラのバックボーンや役者とのコミュニケーションがあってこそ広がるものであって、中盤以降きつくなったのは井上脚本のキャラのせいではないだろう。*2井上脚本では天道の弱い部分もうまく描いてた分、米村さんもっと考えておきなよと言われてもしょうがないのではないかな。向き不向きと言っちゃうのはなんだけど。
うーん、どうしても辛くなっちゃうのはしょうがないよね。


そういえばうさうさ占いだとうう男だったけど、女性の場合は脳梁が男性より太い分、左右の別はあんまり関係ないんじゃなかったカナ?

*1:月替わりライダー構想があったとか

*2:やさぐるまさんはどうしてあんなになったのかちゃんと考えてるのか、役者に説明してないというのはどうかと思った