ワンピース オマツリ男爵と秘密の島

今週末から拡大公開するアニメ版時かけ予習その１。
細田演出がフルに楽しめる作品。演出は頭ひとつ抜けてすごいんだけど内容がそれに合ってないとゆーか、ジャンクフードで懐石を作られた感じのようなチグハグさが。
後半メインキャラよりゲストキャラのほうが活躍する脚本に関しては監督の意向も結構入ってるらしいので、脚本家ばかりを責めるわけにもいかないのはなんとも。細田監督の特徴の影ナシの作画も叩かれてたけど、やっぱりワンピースという作品のウケた要素をスポイルした脚本のほうがファンに不評だったんじゃないかなー。ただし同じ脚本でも、並の演出家の薄い演出ならもう少しフツーに観られていたのかも。それだけ細田演出の力が強いんだよね。主人公に対する「がんばれ」がこんなに浮いてる作品は他に観たことないな。
音響はなかなか凝ってて楽しい。日本の場合特撮よりアニメのほうが音響に関しては上手？