魔法少女リリカルなのはA’s vol.3

注目は#7の修正カットの嵐!
やっぱり本編スタッフも気になってたんだろうなー。EDで斉藤良成氏の名前しか書いてないから、斉藤が丁寧に描きなおしたのだという人もいるけど、総作画監督として奥田氏の名前がOPに出てるのだから、やっぱり奥田氏が直してるんだと思う。普通アニメの絵コンテとか名前は出てなくても監督が全部チェックして直しを入れるし、顔のアップとかは総作画監督にまわすように指示があるのだ。ただ時間がないと流しちゃうこともある(制作の都合orミス)ので、昨今のアニメラッシュの中TV放映時で完璧というのは難しかったんだろう。


DVDでの直しは、DVDの売り上げで制作費を回収する深夜アニメならではだけど、お金の問題じゃなく、作り手としてのプライドの問題でもあるわけで、TVで完璧にしとけよ!と怒るより、DVDを買った人向けのサービスだと考えたほうが幸福になれると思うよ。このへんはものを作ったことのある人と消費する人の差なのか。


ところで#7を観直して、バインドをくらったなのはが「あんなに遠くから!?」って言ってるセリフが仮面の男の正体を隠すミスリードのためのセリフなのをいまさら認識。巧いよなー。


#7修正カットについて画像のあるサイト。並べてみると一目瞭然!
http://d.hatena.ne.jp/blaze/20060324/p2
魚眼カットはやっぱりヘンすぎたよなー。演出も作画も一人にお任せとなると、監督が途中でチェックすることはまずないわけで。チェックした監督も絵コンテ段階ではこんなに魚眼になるとは思ってなかったのかも。ラッシュであがってきた段階でもう直す時間がなかったのだろーな。

1,2はこちら。
http://lolipuni.com/


個人的にはクセのある絵がときどき入るのは許容範囲だし、TVシリーズではそういうのがないとやっぱりつまらないと思う。差がありすぎるのはさすがにアレだけど。鍵姫物語も直してください。
アニメーターの個性がその作品の絵柄自体を変えていく、作画陣全体のレベルの底上げになるというプラス作用については、クレヨンしんちゃんの昔のビデオとか見るとよくわかるよん。