女という病

女という病

女という病

中村うさぎが実際にあった事件を元に犯人の心理を探る創作小説。新潮45連載。
というよりかなり突っ込んだプロファイリングで、実際こうだったのではないかと思わせる内容。果たして実際のところはどうだったのか、そのへんを単行本化の際に検証してくれてたらもっと面白かったかもしれない。


タイトルは「女という病」ではあるが、結局登場人物の気持ちが理解出来ないのは男女の差が問題ではなく、他人の心の中を完全に理解することなんてできるわけはないということなんだよなあ。
内容は重たいもののスルスル読めるのもイイ感じ。