お布施とファン心理

http://d.hatena.ne.jp/korohiti/20060222/p1

買う必要がない、買わなくてもいいのにあえて買う場合を「お布施する」というんですが、これは好きで買う場合と何が違うかといえば、「ここにファンがいるよ」ということをお金で示す行為だということなんですね。一つでいい物を二つ三つ買ってみたり、自分で録画してたりレンタルでも済むようなCDやDVDをあえてお金を出して買ったり、置き場もそれで遊ぶ子供もいないのにオモチャを買ったりなどなど。自分にとって特に必要ではないけどその作品(タレント)の為にお金を使い、ちゃんと対価を支払って支えるファンがいるということを知らせるためのものなのです。そしてそれには見返りがあるわけではなく、お金を払ったという事実だけで目的が達成されたと言ってもいいんですね。*1それが「お布施」。

というのになるほどと思う。
自分はそういう意味では全然「お布施」はしてないし、要らないものも買う、というのは全然考えたことはないなあ。基本的におもちゃは買ったら全部開けるし。保存用なんてまず考えないし。使わないキャラグッズは買わないし(実用品って使ってるときに柄を気にしないでしょ?)。シリーズものを惰性で買う、というのはあるけどそれはそれ。
まあファン活動にに決まった形というのはないわけで、そのコンテンツ(ドラマや小説、アニメ、役者を含む)を如何に愛しているか?を表現する方法は個人の好き好きでいいと思う。同人誌を書こうがコスプレをしようが評論を発表しようが。肝心なのはそれをネタにしてファン同士が楽しめる(議論を戦わせるのもアリ)、ということなのだから。


こういうのを突き詰めていくと、ファン活動をすることで「喜ばせたいのは誰か?」「実際喜ぶのは誰か?」「喜ばせたい人を一番喜ばせる方法はなにか?」という話になってきちゃうけど、そこまで考えはじめるとややこしいことになるような気がする。うーん。


商売のハナシを抜きにするなら、ヒーロー番組の作り手が一番ファンになってほしいのはやはり子供たちだし、その子供たちがちゃんとした大人になるのが一番のファン活動なのかもしれない。果たして自分は、過去の自分に恥じないような生きかたをしているだろうか?