【映画で】ｼﾞｬｽﾃｨﾗｲｻﾞｰ×ｸﾞﾗﾝｾｲｻﾞｰ【実現?】

http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1108136607/

おととい酷評した劇場版セイザーＸだけど、２ちゃんねるのスレでもあんまり評判よくないみたい。やっぱりヒーローものとして押さえるべきところはきちんと押さえておいて欲しかった。観客側がキャラが出てるだけで「満足」と言ってしまうと、結局ゴジラみたく凋落していくんだろうなと思う。

ちょうど手元にある「東映ヒーロー名人列伝 (平山亨叢書)」にゴレンジャーの製作秘話が書いてあるのだけど、これを読むとやっぱり悔しさが募る……。

オールスター映画は他社でも作ったが、映画の作り方、大勢のスターのさばき方では東映に及ぶものはなかった。なぜか？
他社のものは東映のように、各スター一人一人についてそれぞれに立つように気を配ってなかったから、ストーリーの流れの中にそのスターの持ち味を生かすところまでいっていなかった。つまり、極論すれば金魚のウンコになっているスターがいるケースが多々あったからなのだ。東映のオールスターが面白かったのは、それぞれのスターの見せ場がいっぱいあり、極端に言えば見せ場から見せ場で全編繋がれていて、説明のシーンとか繋ぎのシーンなんていうダレ場がなかったし、それぞれのスターも競って演技するからいつも以上の演技ばかりが見られたからだ。
（略）
これは、各スターがそれぞれ負けまいと、脚本作りからがんばって自分の見せ場を確保しようと努力したからだし、また、ライター、監督を頂点に我々スタッフも各スターの見せ場を考えたからなのだ。筋売りのシーンなんて要らない！筋売りは見せ場でやれ！
（略）
こんな具合だから、見せ場から見せ場で１１０分、これで面白くないわけがない。

俺も観たかったよ……こんな感じの劇場版セイザーＸをな……。