魔法少女リリカルなのはA’s #11
「永遠なんて……ないよ。みんな変わってく。変わっていかなきゃ、いけないんだ。わたしも……あなたも!」
「わたしが……ずっと欲しかった時間だ。何度も、何度も夢に見た時間だ……」
「繰り返される悲しみも、悪い夢も、きっと終わらせられる」
「ねえ、夢でもいいじゃない。ここにいよ。ずっと一緒に。わたし、ここでなら生きていられる。フェイトのお姉さんでいられる」
「けど……それは夢や」
「一つ覚えの砲撃、通ると思ってか」
「通す。レイジングハートが力をくれてる。命と心を懸けて、応えてくれてる……!泣いてる子を、救ってあげてって!」
「ごめんね、アリシア。でも、わたしも行かなくちゃ。もう……」
「ありがとう……ごめんね。アリシア」
「いいよ。わたしはフェイトのお姉さんだもん。待ってるんでしょ。優しくて、強い子たちが」
「うん……」
「じゃあ、いってらっしゃいフェイト」
「うん……」
「現実でも、こんなふうにいたかったな……」
あーもう今回が最終回でいいよ!
夢に逃げない、現実と戦う少女たちの選択に涙が止まりません。セリフ書き出しって楽しいね。こうして時間を浪費する俺。つーかこの回だけで4回観てるー。
今更のように書くが、リリカルなのはA’sはバトルアクションアニメではあるけれど、実は戦っている相手は悪でもエゴでもなく、己の心と戦っているのだなあ。なのはの戦いは相手の心を折るために戦うのではなく、相手と通じ合うために戦う。それは前シリーズから一貫しているし、そこが気持ちよく観られる理由なのだろう。
そういえばなのはは学校に通っているあいだも常に魔法の訓練をしているし、実は武道家っぽいストイックさがあったりして。
もちろんメカニカルな魔法描写や、萌え萌え美少女なんかのガジェットに魅力があるのは否定しないし、ユニークなのだけど、その中身のメインテーマは実に王道。ヒーローとはなにか?というのを考えさせてくれる。
魔法少女の皮をかぶったヒーローもの(鍛え鍛えて!)なんだけど、その皮のせいで拒否反応があるとしたらもったいないと思う。
いや皮の部分も美味しいんだけどね。
あああアリシアかわいいよアリシア。年下のお姉さんという設定が最高だぜ!
そして自らの犠牲を厭わず禁断のエクセリオンモードの発動をせがむレイジングハートが泣かせる!あいかわらず献身的メカにめっちゃヨワいです。そして初めて接近戦が描かれる!うひぁーカコイイぜ!燃えるバトルがどういうものかわかってるというか、戦っているときのセリフのやりとりもめちゃめちゃ肌に合う。SRCで作ってる人にはがんばってほしいなあ。
そういえば先月なのはA’sの設定資料集がヤフオクに出てて、14万という信じられん値段で落ちてたけど、(http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f37645756)これって直筆でもなんでもなく、スタジオのコピー機で制作進行ががっちゃんがっちゃんコピーした単なる紙束なんだけどなー。*1
まあいくら出してもその人の自由だけどコミケでの出品物で設定資料集が出るってことはアニメイトでも出すのかな?会場限定とは書いてないし。
http://www.nanoha.com/goods/goods_cm69.html
や、やっぱりシーツですよネ!冬でも生足白ニーソ小学生マンセー!