超星艦隊セイザーX

うん、面白かった!正統派バディものの回。こんな感じで敵も味方もキャラクターに厚みを増してくれてるのが嬉しい。
本当は孫をすごく心配しているのに、他の家族を心配させまいとやせ我慢するおじいちゃんや、口には出さないけどちゃんと仲間として心配しているアドとか、こういうのが大人の描写だろう。
敵同士でありながら共通点を見出し、それでも戦わなければならないタクトとブレアードの関係もイイ。本当は分かり合えるはずなのに、それでも戦わなければならないところに葛藤があり、ドラマが生まれるわけで、掛け合いの面白さもさることながら、そういうところを読み込んで楽しむのが大人の鑑賞法というやつではないのかな。つーかこういうのは子供も面白がって観ると思うよ。


てな感じでバランスよく楽しめるセイザーX。今年の超星神は一味違うぜ!と思ってるのだけど、子供の人気のほうはどうなのかな。
大人は大人でこれに限らず「超星神クオリティ」とか「大人の特撮」とか「井上脚本」とかそういう偏見に惑わされないで観たほうがいろいろ発見があって楽しいと思うのだけど。その意見は本当におまえの意見かい?ってお話。