それに対するササキバラ・ゴウ氏の反応

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 「おたく」ということばをどう使おうと、それはまったく個人の自由だ。が、このような、ことばの意味や使われ方をわざわざ問題にしている文章において、その語の歴史性をあえて抹消して、架空の”本来性”を捏造しようとすることは、この出版企画自体がどうしようもない大掛かりの冗談であるにしても、愚劣な行為以外のなにものでもない。

主張は勇ましいけれど、オタクの意味が拡散してしまってる以上ササキバラ氏の主張もむなしく聞こえてしまう。「今」のオタクはメディアに利用されているオタクなのだ、ということをササキバラ氏が認識していないだけ、と言う言い方もできてしまう。
今年のオタク大賞*1のときと同じで、もはや定義のしようのないものにいちゃもんをつけてもなあ。「萌え」の意味をちゃんと答えられる人がいないのと同じで、オタクとは何かといわれても「げんしけん」に出てくるような人たちとしか答えようがないのよね。
大塚英志氏がオタクエリートに寄稿したらササキバラ氏がどういう反応するのか楽しみ。