牙狼 #7

実は先週見逃してるのだけど、今回を観た限りで言えばやはり2話イチで1時間のエピソードのほうがドラマの構成としてしっくりくる感じ。

新キャラの零もキャラ立ては悪くないけど、ちょい似てる555の北崎のそれにはちょっと及ばないか。演技も下手するとアフレコのほうが巧いかもしれん。
なぜ旧響鬼ファンが牙狼を褒めるのか理解出来ないけどやっぱりキャラクター同士の葛藤がないとドラマが成立しないよな。


今回の見どころは同じ魔界騎士同士の戦いだが、変身前のほうが見てて面白いのはあいかわらず。室内ワイヤー戦はマトリックス的なんだけど、これをテレビで見せてくれたのは嬉しいし素直にスゴイと思う。


ただビル落下のシーンはやりたいことはわかるのだけど、ずっとCGオンリーでやられるとちょっと辛い。アステカイザー*1じゃないんだから。落下して地上に激突する怖さも感じられなかったし。

せめてビルに剣を突きたてるところとかアップにして本物を使うとか、剣をぶつけあっているところだけでもアップにしてスーツの格闘にしたほうが良かったのではないか。監督がどれくらいCGを信頼しているかはちょっとわからないのだけど、特撮ファンとしては実物を特殊な技術で撮ったものが観たいのであって、CGアニメを観たいわけじゃないのだ。
↑指摘があったので訂正。なぜアニメ的に見えたかはコメント欄のほうに。


ビル落下しながら戦うのって何かで見たなーと思ったらアニメ版X−MENのOPだった。その分アニメで見せられたとき初見の人よりインパクトがなくてもしょうがないのかも。にしてもこれももう10年近く前のアニメなんだよなあ……。


1話の感想でも書いたけどやっぱり自分はせっかくの大人向けなのだから、もっと生々しい戦いが観たいのだ。BLOOD+での描写が18時台にできるのだから、深夜ならもっとできないかなあ。たぶんないと思うけど、最終回までには鎧が半分壊れたままで戦う鋼牙が観たいところ。

*1:格闘シーンだけアニメになるプロレスアクションドラマ