超星艦隊セイザーX #4

今回も非常に面白かった!ケインのいい人ぶりがストレート過ぎて感動した。いやマジで。
セイザーXはかけあいの面白さを全面に出してるっていうか、敵も味方もキャラクターの個性をきちんと見せているのと、物語上の役割がきちんとしているのがいいなあ。
と毎回同じ事を書いたりして。つーかこれなんにでも言えるけどすごい重要よ。

子ども向けだから複雑なドラマよりキャラクター描写を優先、というのはあるけど、実は大人向けのドラマでもまったく同じで、どんなに魅力的なストーリーでも、どんなにキレイな映像だったとしても、それを伝えてくれる魅力的なキャラクターがいなければ、観ている人が応えてくれなければなんの意味もないのだ。


ちょっとくらいキャラ描写が足りなくても大人の場合は勝手に(自分でも気がつかないくらいに!)脳内補完できるのだけど、やっぱり子供向け&非オタ一般向けならきちんとやっとかなきゃなあと思うのです。

こないだのコメント欄に書いたのだけど、キャラクターを使って物語をを再生産出来る人をオタクという(東浩紀氏の「動物化するポストモダン」)なら、要素だけで妄想できる旧響鬼はある意味もっともオタク向けに成功しているし、そう考えると業界人の評価が高いのもなんとなくうなずける気がするのよね。
だから旧響鬼が同人くさいという評価も、新響鬼が同人くさいという評価も、実はどっちにも当てはまる言い方なのがちょっと面白い。意味は自分で考えてネ。
動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)