hazama-hazamaさんへのコメント返し・10日のコメントより続く

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他人が優しいかどうかというのは貴方の主観なので討論する気にはなりません。ただそうやって仮想敵(資本主義・保守主義・コミュニケーション至上主義)を作り続けることで、自分のなかの考えをループさせるマスターベーションを繰り返しているだけのように思える。
それはちょうど貴方が先日ブログで論じていた、繰り返しを求めるオタク、という構図とまったく同じであり、貴方が批判していた本田透氏と同じようにしか思えない。


自分を表向き卑下しつつ、読み手を利用していると思うのは自由ですが、読み手は決してそうは思わない。読み手はただ単に貴方をバカにして終わりです。
もし貴方が本気で自分の文章を人に読ませたいなら、コミュニケーション至上主義を本気で批判したいなら、アイロニーという言い訳、逃げ道を作っていてはどんな名文を書こうと相手の心に届くことはないでしょう。


ところで旧スタッフ響鬼のドラマも同じように停滞し、主人公である明日夢はそれが全ての登場人物に受け入れられていたように見えたから、貴方は共感し、癒されたのかもしれません。
しかし明日夢はあくまで「少年」であって、いつかは成長しなければなりません。停滞は最終的には否定されるのです。それは旧スタッフの響鬼であっても同じ。いつかは大人への通過儀礼は描かれるはずだし、結局誰が制作しようと、そのときが来たら貴方がそれを受け入れるとは思えないのです。


それとは別に、誕生日パーティに関してアレルギーを感じたとありますが、結局日菜佳が本当に感動したは指輪(そもそも日菜佳は指輪など望んではいなかった)などではなく、トドロキが手作りしてくれたウドンであり、物質ではなくその愛情に感動したのです。市場主義的恋愛でもなんでもありません。普通の、人としての交流が描かれているだけのことです。


あなたがコミュニケーションについて真剣に考えるなら、「非モテ論」を書く前に「愛」について考え、実践するべきでしょう。あなたがどういう環境で育ったかはわからないですが、誕生日に両親にプレゼントをしてみればいい。またはあなたの友達のJ子さんでも構わない。そのときに貴方が幸福を感じれば、貴方にとっての敵は消滅するでしょう。
もし過去に実際そうして、「資本主義の走狗が!」とプレゼントを突っ返されるような体験があるというなら、あなたに同情もできましょう。まあそんなことはないと思いますが……。


結局貴方にとっての敵は、資本主義でもコミュニケーション至上主義でもありません。なぜ世界は自分を愛してくれないのか?という疑問をもっているだけではないでしょうか。
答えは簡単です。他人を愛せなければ、誰も貴方を愛さない。それだけのことのように思います。