電車男 最終回

こっちは観たりして。なんか総集編ぽくて普段見逃しまくりの私でも安心。
番組全体としては、ちょっと冗長な感じもあるけどまあこんなもんかなと。映画版なら2時間かからないもんなあ。


結局この番組を嫌っているひとは秋葉原コミケや、毒男板をウォッチしている面々が現実よりコミカライズされてて、それが気に入らないって言ってるような気がする。自分もその一人だけど。オタク描写よりもどうしてもワキのキャラやウォッチしてる面々が好きになれなくてねえ。お笑い芸人に応援されてもなあ。
結局個人的には映画版のスッキリした完成度(製作期間もかなり短かったはず)に感動したので、テレビ版のほうはどうしてもゴチャゴチャしてる感じがしてダメだった。


でもテレビ番組的にはこういうキャラのほうが一般大衆の目を引くわけで、一般向けラブコメドラマの作りとしては正解なのだ。こんな単純なキャラが大量に出てくるドラマを認めつつ、響鬼の桐矢少年嫌いって人はなんなんだろう?と思ったりする。


あとそもそもオタクってなんだ?みたいな疑問があるわけで。テレビ版の電車男のキャラより映画版のキャラのほうがしっくりいくのよね。テレビ版は会社の女の子とフツーに話せるんだから別にいいじゃんって思っちゃう。

そういえばテレビも映画もどっちもガノタだけどこれがギャルゲグッズマニアだったらと思うとビミョーだよなあ。同じオタクでもガンプラ集めてます!というのと俺女装が趣味です!というのでは越えるハードルに違いがありすぎるでしょと。でもこんなキャラを主人公にすると一般ドラマにならんか。


とまあこれにかぎらず、テレビや映画にツッコミ出すとヤボになっちゃうんだろーな。
結局評論めいたことを書いても、その文章がおもしろいかどうかでしか読み手は判断してくれないよなあ、と思っちゃう自分は冷めすぎだろーか。
大方の人が思っててもうまく言葉にならないことを、文章にするのがツッコミ芸なわけで、思ってても別にいいじゃんってところをわざわざ言うのはただのヤボなのだ。そう考えると読んでて面白いブログは情報量もさることながら視点が面白いわけで。自分でしか書けないようなものを書きたいですな。
読む人のことを考えて文章を書きなさいって小学校の先生は言ったぜ!