劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼

終了前にもっかい観てきたー。あらためて観てもやっぱり設定的にはめちゃくちゃな映画だわ。
テレビ版の設定が緻密という人もいるけど、代々受け継がれてきたエレキギターというだけでもう破綻しているというのに、劇場版をけなすことはあるまいて。バンダイのせいにするのは簡単だけど、「烈雷」を新開発の武器でなく伝説の武器にしたのは高寺PDをはじめとした制作側の都合だし。


劇場版は時代考証しても結局トランペットやギターが出てくるんだから、とスーパー時代劇に割り切ったのは批難されるようなところでもないだろう。
だいたい脚本にしても先に「時代劇」「7人のご当地鬼」「劇場版ならではの強敵」「新フォームの活躍」といったお題が先にあるのだから、そっちまで脚本のせいにするのはオカシイ。


なんにせよ「キャラの濃ゆいは七難隠す」ということで、ちびっこが劇場版のご当地鬼たちのキャラで満足するのも大人のファンがテレビ版のアラが見えなくなるのも、どっちも同じだと思うのよね。
以前ハガレンの劇場版の感想とコメントを書いたときも同じようなことを思ったけど。そのくらいキャラは大事、ていうか「キャラクターに恋をさせれば勝ち」なのだ。極端かな?
http://d.hatena.ne.jp/kasindou/20050724


あらためて観ても劇場版響鬼はカットされた部分が多そうなので、ちゃんとした評価はDC版を待ったほうがいいのかもしれない。