仮面ライダー響鬼―明日への指針(コンパス) (ソノラマ文庫)作者: 稲元おさむ,石ノ森章太郎出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 2005/07メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (47件) を見る

これも一応抑えておくのでした。

テレビ1話から6話までをほぼ忠実にノベライズ。で、ほぼそれだけの内容。

明日夢視点の小説という形態のせいで明日夢少年の高校入試への不安がわかりやすく描かれているのはいいけど(テレビはあの能天気ミュージカルの印象が強すぎた)、特に設定の裏を描写したり、明日夢以外の登場人物の心のヒダを描いたりなんてことはないのでテレビ以上でも以下でもないんだよな……。

「音が生物の細胞の固有振動に影響を与え、劇的な変化を促すのはよく知られている現象である。鬼形態への変身はその原理を応用しており……」みたいなウソ説明チックなのが読みたかったのに。電撃HMが設定は詳しいらしいけど面倒なので読んでないのでー。

よくも悪くもテレビとは違うものが読みたかったこっちとしてはガッカリ。この調子で続けられても意味がないので違う人に違うノリでノベライズしてもらいたいところ。555の小説版みたいな感じでまとめてもらえると最高なのだけどなー。PDチェックが入っている限り無理なのかしらん。