特撮の神様と呼ばれた男作者: 鈴木和幸出版社/メーカー: アートン発売日: 2001/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

円谷英二の伝記。
英二氏が亡くなったあとに産まれたので正直神様と言われてもピンとこないのだけど、作品は永遠であるからして。
昭和の人の伝記というのはあんまりないけどこれは中学生くらいが読んでも面白いかも。
おもちゃ会社で成功していたという才能もあるけど結局のところあきらめない情熱と集中力が成功の秘訣という結論。一生涯職人だったのだなあ。


円谷英二個人にスポットがあたっているので、帰りマン以降のウルトラシリーズの話があまりないのが残念だけど、このころは後進の指導になるからしょうがないのかな。


本を読んでて思ったけどウルトラQウルトラマンは成功したけどウルトラセブンやマイティジャックは失敗していたわけで、そういう意味ではネクサスも後年評価されることがあるかもしれないね。というかこういうちょっとハード路線がもともとの円谷のカラーなのかも。お客はもっと明るい怪獣ものが好みなわけだけど。
原点を越えるのは難しいけど、原点回帰は面白くなるかというとそうでもなかったりするし。結局はキャラクターなんだよね。


円谷プロ自体はお金で苦労しているのは昔も今も変わっていないのだからしょーがないのかもしれん。
というより第2期以降のウルトラシリーズマーチャンダイジングに関して当の円谷氏はどう思っていたのか気になる。ゴジラがキャラクター化されていたのも初めは嫌だったらしいけど。
スポンサーの意向をくむのも仕事とはいえそればっかり強くなっても結局ダメなんだよな。そういう点ではプロデューサーが一番重要なわけだが。今はどうなんだろう。


マックスは今週も金子監督で、作品としての出来は良かったけど、あのミニチュアやスーツや監督のギャラは映画をキャンセルして作ったお金だったと思うとちょっと複雑な気分。ロケ地にあがってた神戸の人はどう思っているのかしらん。


ウルフェスのチケット買わないとなーと思うけど今年はショーステージ見放題がなくなってしまって寂しい限り。おまけにビデオも撮れないんじゃ……。
http://www.ulfes.com/

今年はプリズムホールはライダーのイベントはないし、せっかくビデオカメラがあっても去年より撮るものがないよーな。へにょ。
そういえばプリキュアは夏休み以降全国ステージがあるけどこれって去年までライダーをやってたところがそのままやってるのかな?だとするとこれもブレイドのの罪になってしまうのか……。