バットマン ビギンズ

行ってきたー。
バットマンになるまでを丁寧に描く映画。バットマンが1時間20分くらいにやっと出てくるぞ。
設定のすき間にいちいち合理的な説明をつけていくところがオタク的には嬉しい。装甲車そのままのバットモービルも、今までとデザインが全然違うけど見せ場がいっぱいあって良かったかな。毎回バットマンが出動するたびに警察に追いかけられてたら大変だけど。

155分はもう少し短くできた気もするけど、ストーリー的には特に問題ない。ただ格闘シーンがステディカム撮影なのか、安定しないうえカット割りが早いので何をやっているのかよくわからないのが難点。寺院のシーンは意図的だと思うけどそれ以外はちょっと。
クリスチャン・ベールはちゃんとアクションができる人だと思うのでもっとわかりやすく見せて欲しかった。


総じてリアル目に作ってあるので演出も敵の描写もケレンが少ないのが物足りないけど、現実の延長として(怪獣がいつも出る世界みたいなのはリアルにこだわるポイントが違うわけで)の世界のヒーローものとしては満足できる出来。
バットマンの衣装がなければ007だと言われそうでちょっとアレかも。


吹き替えは檀臣幸でいい感じ。モーガン・フリーマン池田勝がもはや定番になっているのかな。

バットマンのキャラクターも映画になってだいたい復活しているけど、やっぱり足りないのはハリエッタおばさまだね!
広川太一郎版のをDVDボックスで出さないものか。3クール目はもちろんアフレコし直しですよ!



というわけでアメコミの映画化は結構いい感じに出来ていると思うけど日本のほうはどうなるのかな。劇場版仮面ライダーの出来が気になるところ。
ULTRAMANは7月にDVD出るけど完全に大人向けに出来なかったのが惜しいよな。それでネクサスが割りを食ったのかもしれんけど。まあ仮面ライダーも真という失敗作があるのだから、ウルトラもいつかはまた違うアプローチの作品が出来るのかもしれん。