国防
市立図書館でなんと30人待ちでやっと到着。読了。
前防衛庁長官の石破茂氏の真摯な思いが切々とつづられた本。
言いたいこともあるけど立場上言えなかったこと、を読みかったのだけど、その部分はきちんと書かれているし、なにより国のために奉仕する政治家の姿が描かれていて気持ちがいい。
自分のためよりみんなのためを優先して働いている男というのはストレートにカッコいいですよ。国のため、というとアレルギー反応をする人がいるかもしれないけど、そういう人はなんで自分の故郷−世界という2項が先に立って、途中の国家というのを飛ばしてしまうのだろう?やっぱり子供の頃にそういういびつな教育をうけるせいか?
故郷−世界の間にあるものこそが一番お世話になっているものだろうに。
民主主義はベストではないがワーストではないという言葉が印象に残る。戦争が起きるのは単純に力を持ったものが暴走するという理由だけで起きるわけではないのだから。