萌え萌えジャパン
- 作者: 堀田純司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 単行本
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こっちも面白かった。2兆円市場と副題がついてるけど結局はいくらなんでしょ。何を萌えとするのかカウントする人のセンスが知りたいところ。
木谷社長に言わせれば888億の話は株式市場にネタがないから出されたトピックらしいけど。
今のオタクシーンをカバーするにはこの本と、ヴェネチア・ビエンナーレのカタログで十分なのではないかと思うのだけど、いつのまにか映画オタクや鉄道オタクみたいな人々はオタクのメインストリームから外れてしまったのだな。今も存在しているはずなのに市場原理でお金を使ってくれない人は文化的にもカウントされなくなってしまうのだろーか。
物足りないとすれば女性のオタクの話かな。結局売れる作品は男女から支持される作品なわけで、オタク趣味にお金を使う女性が増えているとしたら、それは売り手の企業努力だけの問題でもなくて、社会全体の変化なんじゃないかという気がする。
「萌え」だから男性オタクの話になっちゃうのかな。