民間防衛

ISBN:4562012668
ISBN:4562036672 新装版

昭和45年発行。やっと読みました。
戦時のマニュアル本だけど思ったよりもボリュウムのある内容。あんまりお手軽じゃないな。

災害に対する備えや救急医療の部分なんかは万国共通で読んでてあまり面白くないのだけど戦争についての危機意識のレベルの差はスゴイ。

通常の武力侵攻に対する備えについて書かれているのはもちろん、思想の面での侵略に対してもきちんとシナリオが書かれており、さらに文中ではスイスが占領された後国を復興させるところまでかなり具体的に書いてある。

ベンダサンの「日本人とユダヤ人」じゃないけど地理的な状況で言えば日本人は平和ボケになってもおかしくないよなあ。


戦時動員の部分とか読むと人によっては右翼思想だとカンカンになりそうだけど、自分だけが生きればいい!と他人を犠牲にして生きるのは辛いと思うよ。
その前に今だって日本は思想的に侵略されているか。
無政府主義者をいくら気取っても海の上では暮らせないだろうに。

内容紹介してるページ発見。義士よのう。
http://www.tcnweb.ne.jp/~perfect/index.html