キルビルVol.2
下馬評どおり地味な映画。
とはいえ前作と違うかというとそんなことはなくまごうことなくタランティーノのキルビルだから始末が悪い。
オサレ映画と勘違いして肩すかしをくらったのが前作ならオバカ映画だと勘違いして肩すかしをくうのが今回の映画。
アクションシーンをバンバンカットしたのは映画的にどうかというのはあるけど売る方もタランティーノの作家性(w)のほうをとったんだろうなー。
なんていうとマトリックスレボリューションを連想するけどあっちは主人公がストーリーに動かされた時点で魅力を失ったのに対し、ザ・ブライドはあくまでも自分の意志を最後まで貫いてケリをつけるので見ていてストレスもなかったし、唯一残ったトレーラーハウス内での死闘も個人的には満足。
やっぱり痛みを感じないアクションシーンはダメっすよ。
いわゆるハリウッドスタイルの映画じゃないので娯楽を求めていくにはちょっとつらいかな?
また宣伝に騙されたって言う人が多そう…。