非暴力 FOR BEGINNERSシリーズイラスト版オリジナル 41

前半はガンジーに代表される世界の非暴力主義者たちの概要。それは良いのだが後半がスゴイ。

非暴力運動の実践編としてデモや人間の鎖、ダイインなどの運動も紹介されてるのだけど、公害廃液を流す工場の排水口をふさいだりとか、道路をふさいだりとかテロかと思うような方法も実践的な非暴力として紹介。

さらに警察（国家権力！）に捕まった場合の対処法などがマニュアルとして書かれており、巻末で紹介されている非暴力ワークショップでは実践的なオリエンテーションも行われているという。
http://www.geocities.jp/pnnta13/agi.html

あとペンタッチから怨念が滲み出るような挿絵も、正義を語るにはあまりにもえげつなくてどうかと思った。

８７年刊ということで時代が古いと言うのもあるけど、（読んだのはつい最近）にしても８７年の自分はここまで危機感を抱いて暮らしてはいなかったし、その当時に読んでも違和感があったと思う。
いまだにアマゾンで売ってるのもビクーリだが。
もしかして今もこれをマニュアルとしてこの感覚のまま今も活動しているのか。
それならば世間の常識とかけ離れて当然だが…。