東武動物公園 ウルトラマンメビウスショー

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役者公演日＆快晴ということで混雑を予想して早めに出発。でもって開始１時間前に到着。
握手整理券は９時半に配り始めるという告知があったので、間に合うかちょっと心配だったけど、１回目も２回目もショー開始の１０分くらい前まで配ってたので全然余裕があったみたい。指定席を取ると握手整理券もオマケでつくし……。
役者公演とはいえアイドルオタっぽい人ばかりってこともなく、当たり前ながら会場は普通の親子連ればかりだったよ。

ウルトラショーの前にいきなりコノミ隊員が登場。マケット怪獣を呼び出して、会場の地ちびっこと一緒に怪獣の名前を当てるクイズをやるぞ。ミクラスとウィンダムが登場して会場をもりあげる。メモリーディスプレイやメテオールといった小道具の使い方もちゃんとわかってる感じで嬉しい。

ショー本編。
東武動物公園には３月に出来た新アトラクションの他に、怪獣の魂を封じ込めた巨大ピラミッドがあった（なんと危険な）。友好的な宇宙人たちはそれを調査し、取り壊そうとしていたが、ジュダの親衛隊を名乗る宇宙人たちが襲撃する！
「貴様ら！今からこの場所は、宇宙帝王ジュダ様のものとする。おとなしくそのピラミッドを渡せ！」
「ダメだおまえ！このピラミッドを壊さないとおまえ！怪獣が甦っちゃうんだぞコノヤロー！」
「フン、逆らう気か……？マグマ！バルキー！やってしまえ！」
「「ウオーーッ！」」

ゴモラに引かせた人力車で現れるババルウ星人に、バイクでステージに現れるマグマ星人たちと派手な登場。ボケ役も兼ねる４人組。
口が露出しているデザインだけに、スピーカーから出る元のセリフ以外にも演じている役者さんたち自身が大声でアドリブのセリフを叫んでいたりして迫力があったよ。
今回のショーは怪獣の登場は少なめで人間型どうしの立ち回りが中心なので、アクションがキビキビしててカッコイイ。
現れたウルトラマンヒカリの活躍で逃げていく悪の星人たち。

「放せ！放せーっ！おまえもジュダの仲間なんだろう？おとうさんを返せ！」
「違う。ジュダの仲間などではない」
「え、ホント……？ごめんなさい。ジュダの仲間かと思って、つい……」
「いや、いいんだ。君、さっきお父さんを返せと言っていたな」
「ジュダは、ピラミッドの秘密を調べるためにたくさんの宇宙人を捕まえているんだ。僕のおとうさんも……」
「ピラミッドの、秘密？それは……？」
「お父さんが言っていた！悪いやつは必ずウルトラマンがやっつけてくれるって！でも、助けてくれなかった！どうして！？本当はウルトラマンなんていないんだ！ウ、ウウウーーッ！
……え？」
「君の悲しみ……俺がジュダに持って行ってやる」

ヒカリは少年の思いを受け止め、一人ジュダに立ち向かうことを決意する。
セブンもジュダと戦おうとするヒカリを助けようとするが、アーヴを救えなかった自分をウルトラマンと認められず、ウルトラ戦士たちに頼らないヒカリ。

「小父さん！もういいよ！僕はどうなってもいいから！だから、ジュダのいいなりになんてならないで！」
「君が死んだら……君のお父さんが悲しむ！それでは意味がない。心配するな。俺は約束を……守る」
「フハハハ……！ついにこの時が来たな。そこで力尽きろ！ヒカリ！」
「ジュダよ。たとえ俺の命が尽きようとも、お前の野望は、ウルトラ戦士たちが打ち砕く！それを……忘れるな……！うおあーーーっ！」
「小父さーん！」
「ハハハハハハ……！あとはピラミッドがヒカリのエネルギーを吸い取り、化け物が復活するのを待つだけだ」
「ヒカリーーーッ！」

ジュダに肉薄するものの、少年を人質に取られてしまうヒカリ。ピラミッドに沈み、エネルギーを吸い取られる。このへんの芝居が泣かせる！

「フハハハハ……！このジュダを相手にここまでやるとはな。油断したな、メビウス！」
「小父さんウルトラマンなんだろう！悪いやつは、ウルトラマンが必ずやっつけるんじゃなかったのかよぉ！」
「危険だ！そこから離れるんだ！ぐああっ！」
「小僧、無駄だ。ヒカリのエネルギーはもう涸れているわ」
「くっ……みんな、お願いだよ！小父さんにエネルギーを送ってあげてよ！」
「もちろんよ！みんな、ヒカリってお名前呼んであげて！せーの」
「「ヒカリーー！」」

メビウス・セブン・タロウがジュダと親衛隊に立ち向かう。しかしジュダは強い。太刀打ちできないメビウス！
満員の会場の応援を受け、ピラミッドから奇跡の復活を遂げるヒカリ！

「フハハハハハハハ……！ついにこの時が来たぞ。これで貴様らも終わりだ！」
「こいつは……！」
「まだ、生きてたなんて！」
「ハハハハハハ……！やれ！ウルトラ戦士を根絶やしにしろ！」

なんとかジュダを退けるものの、ピラミッドにはすでにヒカリのエネルギーが吸収されていた。ついにピラミッドから最強の怪獣が甦る！まさかのアイツの登場に会場もざわめいていたぞ。まだショー開催日は残ってるので一応モザイクで。
「あきらめるな……！」
苦戦する光の国のウルトラ戦士たちの前に、新たなる光の戦士が現れる！

ショーのあとは握手会。

コノミ隊員も参加するぞ。こういうのは手が大変なので触らせるだけみたいな握手会も多い中、ちゃんと向こうからも握ってくれて好印象。
順番的に手がウルトラ臭くなってしまうのがなんなんですがー。
実はこの日はコノミ隊員だけじゃなくてメビウスの中の人もテレビと同じく和田三四郎だったりして、そういう意味でも役者握手会。コノミ隊員が出る分メビウスと怪獣の戦闘シーンが削られたらしいが……。
整理券がなくてもウルトラ戦士たちとは握手できるけど、整理券ありの人がほとんどだったらしくて整理券がなくなったあとはそれほどの列はなかったりして。
あと会場にチームＧＵＹＳのコスプレ（自作でとても出来が良かった！）をしたお兄ちゃん３人組がいて、そっちもお客さんたちに人気あったよ。制服と言っても色が決まってる戦隊と違って誰が着てても違和感がないのがいいね。
あとおなじみヒーローパトロールはマグマ星人も同道。口が出てるので自由にしゃべれるとこがおいしいなあ。

ということでウルトラマンメビウスショーというより、ウルトラマンヒカリショーと言っていい内容。ヒカリサーガ最終章？
シナリオの内容もエンペラー星人が来る寸前の時期の話で、観に行ったタイミングもちょうど良かったよ。
コノミ隊員の出番も多かったし、動きやすい星人が中心のアクションも良かった！シナリオもヘンにひねったりしていないのに内容が濃いし、バイクや巨大怪獣のサプライズもあって、大変満足出来る内容。
そんなステージの熱さに応えるかのような満員の客席の大声援もすばらしかった！こういう双方向に良い影響を与えあう内容のショーはひとつの理想だよなあ。

まだ開催日も残っているので観に行ける方は是非。
会場限定のセブンクリアレッドバージョンも売ってるよ。

ちなみに東武動物公園にはネコ科を集めたゾーンがあるのでネコレンジャー好きは注目。
しかし昼間はみんなゴロゴロしているだけなのであった。ねこー！