よみうりランド 仮面ライダーカブト スペシャルショー

今日はYFC(読売ファミリーサークル)会員は入場料タダということで大変な混雑。おまけに駐車場ではフリマも開催中。天気がよいこともありショー開始30分以上も前から席が満杯になっていたぞ。


「ウカワームに、カッシスワーム〜!」
「脱皮できない、下等なワームのくせによぉ」
「たまにできるのも居るけどね」
「それに、もともとはキュリオスの兵隊にすぎなかったのによぉ」
「キュリオスって?」
「我らの地、ダークアースに君臨する、ワームの神に決まってんだろ」
「35年前、キュリオスの身体の一部と兵隊たちが、時空の歪みでできた隙間から隕石に乗ってこの地球に来た」
「歪みは、兵隊どもが見つけたんだよ。言ったとおり、クロックアップ出来ない下等なワームには、クロックアップなど夢のまたの夢。時間を操るのに憧れて、必死に時空の研究をしてな」
「で、何しにきたんだよ!」
「下等とはいえ、ワームのくせに何も知らないんだな。人間を支配するために決まってんだろ」
「だけどぜーんぜんうまくいってないじゃないか〜!」
「確かにことごとく失敗だ……なぜか?それは人間をワームに変える改造で生まれた、ライダーと呼ばれたホッパーワームと、おまえたち下等ワームの裏切りのせいだ」
「キュリオスは身体の一部、片目を失った。そしておまえたちは、キュリオスの復讐を恐れて、ご存じライダーシステムを造り、ネイティブと言う名で、人間社会に紛れ込みやがった」
「時空をこじ開けることができるようになったキュリオスは、精鋭部隊を送り込んだ」
「それが7年前の隕石!?」
「わかってきたじゃないか」

初っぱなからスゲー説明長セリフ。設定がどんどん埋まっていくけど、ぶっちゃけつかみとしては失敗なような。
35年前に改造されたホッパーワームとは!


「「カブト!」」
「危ないから逃げるんだ」
「あい!」
「飛んで火に入る夏の……」
「もうそのいいまわしは飽きた」
「確かに今は冬だし、虫は我々のほう」
「うるせぇーっ!」

マスクドフォームのカブトが客席後ろから登場!
ガンモードのクナイガンをくるっと回して持ち替えるアクションもちゃんと見せていたぞ。


「キャストオフ」
“キャストオフ……チェンジ・ビートル”
「くっ、ライダーフォームか」
「ひるむな!やれ!」
「「シャーッ!」」

キャストオフまで再現!実際はドンデンを使っているのだけど、上手く隠して見せているぞ。ここは撮影用のツノが起き上がるマスクを使用していてリアル。
首から下はアトラク用スーツだけど、もう一体の撮影用スーツのカブトも登場してクロックアップの高速移動を再現していたぞ。


「グアッ!」
「モノマネだろうがサルマネだろうが、もう通用しないんだよ!おまえの技は!」
「あとはおまえだけだ……」
「くっ、もう少しだったのに……」

第2段階になってコピーを覚えたカッシスワームだったが、ライダー3人の攻撃にはかなわない。一気にトドメを誘うとするライダーたちだったが……。


「こいつは下等ワーム。ワームにも血筋というものがあるんだ。由緒正しいワームと、できそこないのネイティブといった具合にね」
「1年前に、やめたはずさ。お坊っちゃまを……」
「何を言っているんだ?身分どおりに、執事として使ってやろう!」
グサッ!
「うああっ!」
「「やめろっ!」」
「あんた……あの子のなんなのさ……!」
「しぶといね。スコルピオの毒を打ち込まれたのに」
「どちらにしても、形勢逆転だ。反撃だぜーっ!」
「俺は……あの子のなんなのさ……。ぐうっ!」

スコルピオワームが参戦!毒を打ち込まれさらわれるザビー。ここは紐を使って毒針がザビーに飛んで行くのを再現しているぞ。
今回の田所さんもロッカーだぜ。
前半戦終了。


後半戦。
「ぬううっ、ぐっ……ううっ……!うあああーーーっ!」
「いったいどうしたんだ?ザビーに針を刺したら、突然こうだ」
「ザビーになっている、田所とかいう男の記憶に反応しているようだ」
「ミサ……キーヌ……うう……っ」
「坊っちゃまーっ!坊っちゃま、しっかりしてくださいませ!」
「今度はこいつか」
「こいつもすぐに影響されるタイプだな」
「おいたわしや〜」
「今度は、俺がじいやの、じいやになる」
「坊っちゃま♡」

記憶が甦りつつあるスコルピオワーム。そして毒の影響を受ける田所ザビー。
しかしワームの神キュリオスの声でスコルピオはワームの心を取り戻す。


「この地球に適応した新しいワーム。その新たなワームの血と、我が血が交わるとき、全てのワームと人間の頂点に立つ『血統』が生まれる」
「頂点に立つ血統?」
「ディスカビル家以上の血統」
「しかと申しつけたぞ。ウハハハハハハ……!」
「よし、キュリオスの仰せのとおり、人間として生まれたワームを、探すんだ!」
「ちょっと待て。人間として生まれたってことは……ネイティブ?」
キュリオスの命令で会場の子供からネイティブを探そうとするワームたち。
それを止めるためにカブトとガタックが到着!しかし錯乱するザビーの加勢もあり苦戦する。
手袋を投げ、スコルピオに決闘を挑むカブト!

「決闘の最中に申し訳ないが、おまえ、ミサキーヌからバレンタインのチョコをもらったか?」
「ミサキーヌ?バレンタイン?チョコ?ぬあああーーっ!」
「天道!」
「なぜトドメを刺さない」
「さすが坊っちゃま。それこそ、ノブレスオブリージュ!」
「「ノブレスオブリージュ?」」
「ノブレス・オブ、リ〜ジュ!うあああーーっ!」
戦いの中、剣の心を取り戻しつつあるスコルピオ。そして田所ザビーも元の心を取り戻す。


「ライダーキックだよ!せーの、ライダーキィック!」
「「ライダーキック!」」
「「ハアッ!」」
「「グアアアッ!」」
「子供たちの思いが強すぎて……」
「真似できない」
「思いを感じるのも頂点に立つワームにとって……重たい……!」
「これが、人間の血というものだ」
ズガガーン!
「「ウアアアーーッ!」」

会場のちびっこの声に合わせてライダーたちの必殺技が決まる!


「それが人間の思い……。それが人間の血というものか。さらに欲しくなったぞ。人間として生まれたワームの血を……。この二つの世界を支配する、血統のためにな……。そのためにも、まだまだおまえたちには働いてもらう」
「「ははっ」」
「フハハハハハハハ……!」
「人間として生まれたワームの血って?」
「それが、キュリオスというワームの神の目的か」
「人間として生まれたワーム……ひより」
「ひよりを守ることが」
「全ての人間を守ること」
「全てを救う……それができるのはこの俺、天道総司
ということでショー終了。今回も次回に続くぞ。ちゃんとひよりがシナリオに絡んでいるけどどうなるのかなあ。


「よし、こうなったらもらうんじゃなくて売って商売してやるぜ。おっと閃いた!チョコレート蕎麦っていうのはどうだぁ?」
「チョコレート蕎麦?」
「おう。そば粉にチョコを混ぜてなチョコつゆでこう……」
「美味しいんですかそれって?」
「このオカモチいっぱいにチョコ買って来い!」
「ええっ?オカモチいっぱい?」
「あなたのソバに置いてね〜なんてな。ンフフ〜」
「今度会うのは3月4日だ。なんだかやさぐれた二人も来るらしい。チョコっとユーウツ……」

終わりの挨拶は2月らしくバレンタインネタで締め。


正直今回は繋ぎの印象が強くてイマイチ。設定は凝ってるけど説明セリフが長かったり、決闘でスコルピオが人間の心に目覚めるあたりがわかりにくかったり結局なにひとつ解決しないまま続いたりとすっきりしない感じ。
前回に引き続きアクションはがんばってるけど、セリフ量が多いとついそっちに気をとられてしまうんだよなあ。


次回はオープンシアターイーストでの開催。ライダー全員集合でにぎやかになりそう。
悪ボスをみんなで予想しよう。
http://www.yomiuriland.co.jp/event/2007/03/070304_2.html


おまけ
フリマで売ってた亀の親タワシ。5000円か……。