轟轟戦隊ボウケンジャー FINAL

1年おつかれさまでした。
最終回、思ったよりこじんまりした印象なのは、結局最後までチーム内の話がメインになっちゃったせいか。世界規模の災厄のはずなのに、モブシーンが全然ないってのはやっぱり物足りないなあ。
人間自身がプレシャス、っていうのもアリだとはいえ、ここでボウケンジャー以外の一般の人々の姿が見えていれば印象が全然違っていたんじゃないか。みんなの応援を受けて戦ってもいいんじゃない?なんかウルトラちっくになっちゃうけど、そういう展開のほうがいいなあ。ボウケンジャーが秘密組織だっていうのを守っているだけなんだけど、それはそれで淋しいものがあるよ。つーかそのためにズバーンを使えたんじゃないかと思うんだが、「ズバーンを通して地球のみんなの思いが流れ込んでくるぜ!」みたいな話は會川昇は書かないだろうなあ……。


いや個人的にズバーンが好きなだけなんだけど(スピンオフで一本作って欲しいくらい)子供は絶対ズバーンが好きだと思うので、単なるアイテム化&使い魔化しちゃったのはもったいなかったなあ。基本的にプロを描いているボウケンジャーで、唯一ちびっこ向けのキャラだったのがズバーンだったんだよね。オトナの世界のいざこざなんて、わりとどうでもいいんだけどなあ。
そういう意味でも、1年のシリーズの縦軸にボウケンジャー以外の一般人サブキャラをまるで絡まなかったのはもったいないなあと思ったのでした。