よみうりランド 仮面ライダーカブト スペシャルショー 13「PARADOX」

よみうりランドのカブトショーもはや13話。今年はなにげに話数が多いな。
今回からテレビ最終回後の世界が描かれるぞ。

カブトたちの活躍で一部のネイティブの悪事は阻止され、人間とネイティブは共存の道を歩きはじめた。ZECTは解散し、国境なきマスクドライダーが組織され、時空の研究をしていた。
しかしその研究のさなか、いつの間にか時間が1年、時空に飲み込まれていることが判明する……。


「時は我々がいただく。そのかわり、おまえたちはこれから新たな時刻むのだ。ハハハハ……!ウオーッ!」
「え、ええっ!?」
ズガガーン!
「シュアーーッ!」
「うわわーっ、ワームだぁーっ!」 
「新たなワームの歴史が今始まる。人間、そして人間と手を組もうとする愚かなネイティブよ。我らの刻む時をしかと心に刻むがいい。フハハハハハハハ……!」

謎の声とともに現れるワームたち。撮影用スーツは大きくて迫力があるぞ。
この時点でちびっこが阿鼻叫喚。


「大丈夫か?」
「田所さん!ザビーゼクターは返したんじゃ?」
「出前の最中に、ちょっと失敬したのさ。まだまだザビーでいくから、エブリバディ!そこんとこ、ひとつヨロシク!でこれはホワット!?いったいどういうことだ?」
「1年分の時間が、時空の彼方にすいこまれちゃったんです〜!」
「あ〜OK。わかった。出前したソバが、1年分伸びてるって返品されたからな。バーット、実験の失敗が原因じゃないな、これは」
「ヘンな声が聞こえてきて……って、田所さんもちょっとヘンですよ?」
「田所は……昔ハートをを熱くしたロックが流れているだけだ」

みんなを助けるために田所ザビー出前の途中で再び登場!
前回までの猪木キャラと違って、今回の田所さんはまた違うキャラになってる感じ。
本編以上に強烈なキャラのコメディリリーフとして大活躍するぞ。
その戦いのなか、ワームの一体がカッシスワームに脱皮する!
「自分たちをネイティブと呼ぶなんて。元はといえば、私たちの下僕に過ぎなかったくせに。ハッ!」


「加賀美!」
「大丈夫ですか?田所さん」
「君が戦いの神ガタックか」
「おまえは乃木!」
「またその名前か。ま、いいだろう。知り合うには名前が必要だからな。そして、ひとつひとつ新しい時を刻んでいこうじゃないか」
「刻まれるのはきさまだ!クロックアップ!」

現れたカッシスワームは乃木とはまた別人らしい。タイムストップ能力でガタックとザビーを圧倒する!


「戦いの神の力はこんなものですか。やはりネイティブの作るものは不完全だ」
「させるか!こいつは時が止められるところまで戻ってる。時間が吸い込まれたせいで、何かが変わりはじめてるんだ。そして、俺もちょっぴり」
「そのようね。フン!」
「ぐえっ!」
「田所さん!……おまえは、間宮麗奈!」
「間宮麗奈……?いい名前だ。いただこう、その名前」
「今度は、カニかに?」

そしてウカワームも登場。強敵ワームの登場に苦戦するライダーたちに会場の応援が熱い!


「変身」
“ヘンシン”
「キャストオフ」
“キャストオフ……チェンジ・ビートル”
「カブト!」
「天道!」 
「君がカブトか」
「我が主キュリウスのイミテーション。どれほどのものか試させてもらう。やれ!」

絶体絶命の二人を助けるためにカブトが階段上から登場!
なにげに意味深なセリフが。3人の活躍で撤退していくワームたち。


パラドックス?もう一つの地球?」
「Where!?どこに?」
「「太陽?」」
「いや、太陽の向こう側だ」
「太陽の反対側で、地球と同じ軌道を廻っているもう一つの惑星。その名は、ダークアース。何もかもそっくりな、擬似地球。ただ違うのは、黒い太陽と……」
皆既日食!」
「そこに住んでいる住人」
「そこがワームたちの星!」
「おたがいに相まみえることのないはずの双子の惑星。でも、時空の歪みのせいで、二つの惑星の間に道ができた」
「ワームは、そこから隕石に乗ってきた……ってわけか」
「ネイティブも」

よみうり設定キター!ボードを持参して解りやすく解説。
ちょーっと難しくてごめんね!と客席に謝るショーというのも初めてみたよ。


後半戦。

「さすがは……手ごわい」
「ハイパーカブトになるしかないな、天道」
「ダメです!ハイパーキャストオフしたら、時空のすき間が広がります!次はなにが起こるか……!」
「いや、ハイパーゼクターを使うんだ」
「そうすればそいつの言うとおり、時空のすき間が広がり、隕石が通れる」
「なんだと?」
「また隕石を送り込むつもりなのか!?」

ワームたちに捕まってしまうゼクトルーパーとザビー。ハイパーゼクターは皆既日食を引き起こすだけのものではなかったのだ。テレビ設定を踏まえた内容が芸コマ。


「ならばハイパーカブトになれ!」
グサッ!
「ぐああっ!」
「田所さーん!」
「オーケー……男は、一瞬の輝きがあれば、Happyに……なれるのさ……。ぐあああっ!」
「田所さーん!」
「田所さ〜ん!」
「貴様ぁーーっ!」
「ハイパーキャストオフ……!」
“ハイパーキャストオフ”

倒れた田所のために、迷わず禁断のハイパーゼクターを使うカブト!


「ハイパーの力を使えば使うほど、おまえたち人間は不利になる……」
「何が起ころうと、最後は俺が勝つ」
「最後がありさえすればな」

ハイパーカブトとカッシスワームの一騎討ち。こうしてガンガンぶつかり合うシーンはテレビではあまりなかったのでイイね。


「時を止めるのは、私の十八番だよ」
「チッチッチ。俺たちだって、時間を止められる!」
「なんだと?」
「今度は大丈夫なんでしょうね?」
「ライダーキック」
“ライダーキック”
「ライダーキック!」
“ライダーキック”
「えと……豆まキック!……“マメマキック”
じーかんーよ〜、とーまれ〜♪」
「「ハアッ!」」

乃木が時を止める前に必殺技の体勢で固まってしまう3人。勝ち誇るワームたちだったが……。


「ハイパーキック」
“ライダーキック”
「ハアッ!」
「グアアアッ!」
「どういうことだ!?」
「止まったふりをしていたんだよ!」
「ふりをしていた?卑怯だぞ」
「人間のふりをするのは、おまえたちの十八番だろ」
ズガガガガーーン!
「「グアアアアッ!」」

というオチ。こういう解りやすいアイデアは楽しいね。
倒されるワームたちだったが……。


神代剣!?」
「やつは神代じゃない」
「厄介なのが、また甦りやがった!」
「そして、俺たちもな」
「じっくりとこの地球を変えてあげる」
「我がキュリアスを、迎える地として!」
「「ハハハハハハハハ……!」」

さらにスコルピオワームも復活!次回に続くぞ。


「二人とも、これを着けろ」
「それって、響鬼と……」
「イマジン」
「確かに番組終わった俺たちにとっては」
「鬼だな」
「そして、豆をみんなにお配りしろ」
「は〜い」

「それじゃいくぞ。せーの」
「「鬼は〜外!」」 
「ちょちょちょっと」
終わりの挨拶はみんなで豆まき。こういうお客さんが参加できるアイデアが良いね。


ということで毎年のことながら最終回後のはっちゃけぶりが楽しすぎるよみうりショー。
今回からハイパーカブト以外は撮影用スーツを使用しているぞ。色が綺麗で見栄えがするけど、お尻のあたりがビリビリになってるあたりに1年の撮影の厳しさを感じたよ。
ワーム軍団もスーツが重そうなのに、それを感じさせない動きでよかった。相手に当てていく動きになったぶん迫力もあるし。
それはそれとして今回はちびっこのウケが非常によかった。強敵の登場で応援は盛り上がるし、ゼクトルーパーや田所ザビーのボケにもちゃんと反応して笑ってくれていたよ。
私見だけど田所ザビーになってからドンと面白さのレベルが上がった気がするんだよな。ていうかかけあいの面白さなんだけど。やっぱりこういう役割分担のほうがバランスいいと思うんだ。



帰りのバスでの女子高生の会話。

「田所最高!田所チョー好きー!」
「田所さん変身するのって何ライダーだっけ?」
「田所さんてテレビで変身しないよね」
「知らなーい私毎回観てるってわけじゃないし」
「テレビだと和樹がいいー。和樹チョー好きー!」

女はおっかねえ!女は信用できねえ!