ダーウィンの悪夢
ドキュメンタリー映画。
予告編やチラシはわりとエキセントリックな印象を受けるけど、本編はそんなでもなくわりと淡々と、最底辺のタンザニアの人々の暮らしを描く。
これを観ていきなりグローバリズム反対!と日本人が思うのはあまりにも短絡だが、だからと言ってどうしようもないじゃんと諦めるのも褒められたもんじゃないし。金力と権力がある人間がそれを言うなら軽蔑するよ。
途中で宣教しがキリストの映画を上映するシーンがあるのだけど、それがグローバリズムを押し進める国のメインの宗教というところが問題が深いなあと思う。
タンザニアとヨーロッパの関係がメインなだけに、日本人にはイマイチピンと来ないところがあるのだけど、まるまる東南アジアと日本の関係に置き換えて観ることもできるんだよな……。日本に売る魚(しかもペットフード)はあるけど、現地の人は腐りかかったクズ肉しか食べられない構造なんてそのまんまだし。日本は武器を輸出していないからマシという言い方もできるけど、それでもスッキリできるものではないし。100円ショップの商品なんて、どうしてこれが100円で買えるのか?を考えればとどこかの誰かが泥を食ってるのは自明。
なにはともあれ食い物を粗末にするような教育は良くないよなー。不二家叩きも行き過ぎておかしいし。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/900324.html
こういう問題は自分で料理を一から作るのが一番ためになると思うのだけど、そういうのやらせないものなのかねえ。