よみうりランド 仮面ライダースペシャルショー 11「TRIPLE」

新春擬態初め(目隠しして会場に来るぞ)に現れるワームたち。
それを阻止しようと現れるカブトとガタックだったが、ワームの意外な強さに苦戦する。
助けに現れるザビーといつものシャドウ隊員。
ワーム強化の原因はエリアYに現れた時空の歪みが原因だった!

「時空の……歪み?」
「ハイパーゼクター出現時に似た、歪みらしい」
「とは言っても、こいつらと戦わないわけにはいかないでしょうが!」
「確かにな」
「おのれ……ライダー!」
「……とその前に、会場のみんな、あけおめ!今年のザビーは、この田所一本でやらせていただきますので、そこんとこヨロシク!
というわけで、加賀美、天道!反撃といきますか!」
「よっしゃあ!」
戦いはじめる3人だったが、シャドウ隊員が人質に取られてしまう。


「田所さーん!」
「おまえ……くそう!今助けにいくぞ!」
「その思い……このハイパーゼクターがかなえる。ハッ!
ハイパーキャストオフ……」
ガシャッ!
「……なに?」
「なにかが見える!」
「時空の歪みか」
「ウウッ、なんだ?」
「うわあ〜!吸い込まれる〜!」
「俺の唯一のシャドウ隊員が!させるか!たあーっ!」
「田所さん!うわあーっ!」
「加賀美!」

ハイパーゼクター使用不能!時空の歪みが発生する。
時空の歪みに吸い込まれていくライダーたちとワーム。


36年前の世界にやってきたライダーとワーム。ワームと戦うライダーたちだったが……。

「誰だ?」
「おまえはショッカーの何支部所属だ?ま、どちらにしろ可哀相なショッカー怪人を、ライダーがいじめてるという図だな」
「なんだと?」
「おまえは誰だ?」
「私は、ショッカーの最高幹部、ゾル大佐」
「ショッカー?」
ゾル大佐?」
「どっかで聞いたことあるなあ」
「どちらにしろ、軍人がライダーとどういう関係があるか、教えてもらおうか」
「やはりライダーか……。ならば、戦わないわけにはいかんな。戦闘員、出い!」
「イーーッ!」
そこにさっそうと現れる1号ライダー。ショッカーたちを撃退するが……。


「おまえたち、どうも怪しいな。んっ!その筆箱、ショッカーのマーク!やはりおまえたちショッカーだな!」
「これか。これは、コンビニの500円くじであてたやつだけど……」
「問答無用!このライダーの目はごまかせんぞ。いくぞ、トウッ!」
「やめろって!」
「話せばわかる!」
「バッタ系はどいつも厄介なやつばかりだな」

田所さんの持っていた筆箱のマークで勘違いし戦いに。うっかりさんだ。
戦いの中でお互いの正義を認め合う1号とカブト。


「ショッカー。おまえたちの野望は、このライダーが打ち砕く!」
「やはりライダー同士手を組んだか。だが、我々の邪魔はさせん!」
「おばあちゃんが言っていた。昔も今も変わらないもの、それは正義」
「新旧揃い踏みの、正義パワーを見せてやるぜ!」

4ライダーが協力して戦うぞ!


「ワームか」
「でも、なんだかまた強くなってる!」
「そのとおーり。ショッカーの改造手術を受けたからな。未来から来たものは、時の歪みで徐々に押しつぶされ、いずれ消滅する。
だが、この時代のものを体内に埋め込んだこの俺は、生き続けられるんだ。最強のワームとしてなぁーっ!」
「そして、未来の技術をショッカーに提供してもらう」
「おまえたちこそ、手を組んだってわけか」
「時の歪みに押しつぶされる前に、俺が潰してやる!ウオーッ!」

しかしワームも強化されていた。思うように力が出せないライダーたちに会場の応援が熱い!


「こうなったらこの私の本当の力を見せてやる。ウオーーーッ!」
「俺は、ショッカーの幹部にして最強の怪人。金色狼男!ウオーッ!」
「「うああっ!」」
「次から次へと、展開が速いな!」
「これも時空の歪みのせいか!?」
「ならば、一気に片づけて2007年に帰るんだ」
「「おう!」」

ゾル大佐もその正体を現すぞ。ここまできちんとやってくれると嬉しいね。


「1号、頼む!」
「よし、同時にライダーキックだ!1号」
「カブト」
ガタック
「「トリプルライダーキック!」」
「ウオーッ!」
「よし、トリプルキックの衝撃で、時空の歪みにすき間が開いた」

金色狼男とワームを追って現代に帰ってくるライダーたち。1号もそれを追って現代に。
ライダーたちの活躍で現代の平和は守られたぞ。


「よーし、なかなかいい時代じゃないか、2007年というのは。気に入ったぞ!ついでにサイン会にも参加させてもらう。私のサインが欲しいお友達は、あそこに並ぶように」
「おいおい、仕切りはじめちゃったよ。おい天道!」
「おばあちゃんがいってた……だから正月だし無礼講でいいんじゃね?おまえらのほうが人気あんでしょ。もういいよ、書いて1号。あ〜あ……」

サイン会。1号はカレンダー、カブトは色紙の担当に。
ショッカー戦闘員たちが机の設置や撮影会をお手伝いしていたぞ。


ということで内容詰め詰めで正味の部分で30分近いショー。(ホントはもっと要素があったけどはしょってるぞ)
もちょっとスッキリさせても良かった気がする……脚本がやりたいことをみんな突っ込んだ感じだなあ。ちょっとバタバタしてる印象。
とはいえテレビベースのショーより面白いのがなんとも。会場のちびっこもウケていたぞ。
ここ最近のよみうりカブトが面白いのは、田所ザビーがボケ役にまわってくれたせいで、加賀美が無理にボケ&ツッコミ両方やらなくてよくなったせいだろうなー。


おまけ。
ショーのあとのグリーティング。

最近はショーのあとのこれにも力が入ってて、敵味方合わせてやりたい放題感がスゲー。
ショッカーは愛嬌があって良いね。仮面ライダーに興味がなさそうなお客さんにもウケていたぞ。ショッカーやゾル大佐と写真を撮る機会はまずないだろうし……。