川口グリーンシティ 仮面ライダースペシャルショー

元旦早々埼玉まで遠征してきたよ。マイカー前提のショッピングセンターだけに交通の便悪っ。
クウガブレイドの5人が登場のスペシャルショー。ショッピングセンターの吹き抜けスペースにステージが。狭いながらも会場は親子連れでいっぱいになっていたぞ。


「アンデッドの封印は解放された。長きに渡り、地上を支配してきた人間ども、貴様らの時代はもう終わりだ!これからは、我らがこの世の支配者として君臨するのだ!さあ、私の可愛いしもべどもよ。まずはここにいる人間どもを抹殺するのだ!やれ!」
「変身!」
“ターンアップ”

「アンデッドの封印を解いたのはおまえか!」
ブレイド。貴様はアンデッドでありながらバトルファイトを放棄した……愚か者が。神の意志により、貴様を封印する!いくぞ!」
謎の悪ボスに率いられて復活のアンデッド軍団。単身立ち向かうブレイドだったが、悪ボスと鹿アンデッドの攻撃に苦戦する!


「き、君はアンデッドを封印できるのか?」
「封印?」
「封印できないなら下がってろ。君のかなう相手じゃない!」
「んなこと言ってる場合か!やられちまうぞ!」

そこに現れるファイズ龍騎。一旦アンデッド軍団を退けるが……。
「だいたいあんたたち、いったい何者なんだ?」
「俺は、ライダーだ」
「俺もライダー」
「ライダー?ふん、アンデッドを封印出来ないライダーなんて、半人前以下だ!」
「なにいっ!」
「やったな!」
「ちょ、やめろって!」

早々にケンカを始めるファイズブレイド。巻き添えでやられちゃう龍騎



「悪いが話は聞かせてもらったぜ。人間を守りたい気持ちはみんな同じだ。おまえがいくら断ろうが、俺たちはとことん戦わせてもらうぜ」
「くっ……勝手にしろ!」
「シャアッ!」
再び戦うブレイドに力を貸す二人だったが……。

「ぐ……ううっ……うあああああーーーっ!」
「おい、どうした?」
「いよいよ始まったか。もうこいつがただのアンデッドになるのは時間の問題だ」


「ここは俺がくい止める!あんたは、やつのことを頼む」
「くい止めるって……。一人でか!?」
「大丈夫。俺だってライダーだ。その代わり、早く帰ってきてくれよ」
「……わかった。頼む」
突然暴走を始めるブレイドブレイドファイズに任せ、単身アンデッド軍団に立ち向かう龍騎

「くそ……ここまでか……。ぐあっ」
「変身!」


「あんたは?」
「あなたと同じ仮面ライダーです。一緒にこの世界を守り抜きましょう」
「ああ!」

絶体絶命の龍騎の前に現れるアギト!
鹿アンデッドを倒すが、二人が去った後平然と復活する。


「ぐうっ……もう、俺に関わらないほうがいい。もうすぐ俺の身体は、融合したアンデッドによって完全に支配される。俺が俺でなくなる。本能のままに人を襲い、封印されるまで戦い続ける、ただのアンデッドになるんだ」
「力を利用するためにとりこんだ怪物に、逆に身体を乗っ取られちまったってことか。早い話、自分に負けちまったってことだろう。つまりおまえも、ライダーとしちゃ半人前ってことか」
「なにいっ!」
「甘えてんじゃねえよ。こうしている間にも、お前のために戦ってる仲間がいるんだ。引きずってでも連れてってやるからな。来い!」

ブレイドを説得するファイズ。しかし暴走は止まらない!


「聞こえるぞ!貴様の中のアンデッドの声が。人類を滅ぼしたいと言っている。そしてこの世を征服すると」
「ふざけるな!」
「グアアアーーッ!」
「うわっ!」
「そうだ戦え!本能のままに戦うのだ!」
「おまえ、人間を守るためにライダーになったんじゃねえのか!このまま自分に負けちまっていいのかよ!」

「お、俺は……人々を救うために、ライダーになった……!うう、うあああーーっ!」
「なにっ!バカなあっ!人間ごときも支配できんとは、やはりおまえは下級アンデッドだ。永久に支配してくれるわーっ!」


悪ボスに襲われるブレイドを助けに現れるクウガ
「みんなが君を待っている。こんなところで、倒れてはいけない」
「そうよブレイド、あなたは仮面ライダー。みんな、大きな声でがんばれって言って!せーの」
「「がんばれー!」」
「聞こえるだろう、みんなの声。さあ、立ち上がるんだ」
「うおおおおーーーっ!」
「もう大丈夫。邪悪な心なんかに、支配されることはないよ」

会場の声援を受けて再び立ち上がるブレイド


「ええい、5人まとめて葬りさってくれるわ!覚悟ーっ!」

悪ボスは新たに金色のアンデッドを呼び出す。
アンデッド軍団とライダーたちの最後の戦いが始まるぞ!


「これで終わりだ!」
“キック”“サンダー”“マッハ”
“ライトニングブラスト”
「ウェイ……ウェーーーーーイ!」
ブレイドの必殺キックが悪ボスにトドメをさす。
やっぱりこの掛け声がないとブレイドじゃないよな!


「それじゃあ万事解決!……ということで、せっかくライダーのみなさんが集まったんだし、ここはひとつ、アギトの会に入りません?」
「は?」
「アギトの……会?」
「何それ?」
「金かかるの?」
「絶対楽しいですって!」
「俺、そういうのはちょっと……」
「俺給料少ないし」
「あ、これからちょっと桜子さんと会わないといけないんだった」
「やべっ、取材の途中だった」

みんなにふられてしまうアギトなのでした。


ということでブレイドの設定を軸に5人のライダーが巧く絡んだ内容のショー。作り手がちゃんとキャラを掴んでいるのがわかってて嬉しい。クロスオーバーはこうじゃないとね!アンデッドを封印て今聞くとちょっと懐かしいな。
BGMの使い方もいいし、ステージが狭いながらもアクションも勢いがあって、ワンパターンにならないように工夫されてて良かった。
元旦早々……と思ったものの観に行って良かったと思える内容でした。
テレビでもこういうのやってくれないかなー……。