コメント返信 剣さんと総司さん

>山ウニさん
どうもです。なんか長くなったのでこちらで。
死を望んだ剣に罪の意識があったか?という話ですが、剣が自分の罪を認め自分を罰した、というのではなくて、自分の命を捨てて自分の身体の中のワームを殺した(仇討ち)っていうことだと思うんですね。だからこそ罪の意識のない剣が死ぬのが哀れというよりなんか不条理で。
それからノブレス・オブリージは「戦う力を持たない民衆のために自分の命を差し出し戦うこと」だと思ってるので、まだ生き残るワームに脅かされる人々のためにこそ、剣は生きて(己の罪・ワームの心とも)戦って欲しかったです。
剣のおかげでワームが全滅したとセリフにはあったけど、とてもそうは見えなかったし……(これが最終回だったら全然問題なかった)。
結局剣が死を選んだ、というのは結局自分のために自分の命を使ったに過ぎないと思うのです。そこがヒーロー的ではなく人間的であり、ドラマではあるのはわかるのですが。
天道とも顔は合わせていたにしろ、初回以降まともにライバルとして絡んだ描写がなかったのも痛かった。天道しか剣の決着をつけられない、というのはあるけど、今の剣は出オチ芸人だし、天道は「おまえが言うな」キャラになってるのでなんかしっくり来ないです。
ズバリ言えば剣初登場回からいきなりこの話に飛んだとしたら違和感なく観れたと思うのです。いやホントに。
加賀美の友情は別に間違っているとは思わないですね。天道が「正しいが気に食わん」キャラなら加賀美は「間違ってるけど憎めない」だし、それが人としての魅力なんじゃないでしょーか。
「赦し」のないヒーローは、果たしてヒーローなのか?不幸な人を救えなくて何がヒーローなのか?