ひとりごと

糸井 屋台のおでん屋さんで、みんなが和気あいあいと飲んだり食ったりしてるのかと思ったら、かわりばんこに自分の話をしてるだけの状態のような。


岡田 オタクの飲み会は、そんなかんじですよ。自分の話しかしない。


糸井 「客と自分」なんだね!

岡田 会話のキャッチボールじゃなくて、投げ込みをしたいんです(笑)。以前、うちの会社にいた社員が
「俺は女の子と 会話のキャッチボールをしたいんじゃない。ピッチング練習をしたいんだ。いいキャッチャーの女が欲しいんだ!」
って言っていました(笑)。

糸井 ボールは、返ってきてほしくないんだ。そんなにまで、不慮の事故ってものが嫌いなんですね?

岡田 そうです。

http://www.1101.com/petit-cre/2006-03-17.html
ほぼ日刊イトイ新聞 −プチクリをめぐる歌−


あっはっは。ヲチスレ住人もひくわなー。


ところでテレビ作品がリアルタイムで観たときよりつまらないのは、単にそれについて話し合える相手が少なくなるからってのが大きい。それに後から改めて観たら作品がつまらないのは先が全部わかってるからだし、リアルタイムで観る以上に面白いテレビ作品があるわけがない*1。どれだけ観客に面白い夢が見せられるか?がテレビのミソ。それこそ放映当時のエヴァってそういう作品だったでしょ。
大衆消費やB級云々の問題じゃなくて、その作品をめぐる状況全てがその作品であり、それがテレビ作品を評価するってことだと思うんだよね。テレビは釣ってナンボ、というのはちょっと下品な言い方だけど。


「僕たちが作ってるのはテレビなんだからさ」
っていう、脚本家の君筭良一氏に欽ちゃんが言った言葉はとっても鋭いよなあ。

*1:もちろん『分析』は出来るけどそれはまた別の楽しみ。幼稚園児並のツッコミは評論か?