ウルトラマンメビウス

セイザーXが宇宙の戦いならこっちは深海の戦い。
ツインテールがもともと海の怪獣だった、というのは、やっぱり有名なエビに似た味という設定から来るのかもしれないけど、帰りマンのときに新宿地下のジュラ紀の地層から掘り出された卵から孵ったところをみるともともと深海怪獣という設定もありだったのかも。幼体は海で成長して、成長すると地上に出てくる両生類的な怪獣だったんだよ!……ってかなり苦しいな。まあ怪獣のやることですから。
帰りマンの時は下の目をMATにつぶされたけど、今回は上の目をGUYSメカにつぶされてる、というのも拘ってる感じで良いね。俺も昔からあそこは怪しいと思っていたんだ!


お話自体はちょっと物足りない感じがするのが残念。要するに周りを信じてるからこそがむしゃらに戦えるっていう、メビウスらしい話なんだけど、カザマ隊員が周りを信じていないっていうことを強調してたわけでもないし、実際行動したのはアイハラ隊員だし、カザマ隊員がアイハラ隊員を見直したという描写があるわけでもなし。このどれかがあればかなり判りやすくなったと思うけど。


特撮パートはとってもよく出来てて感心した。水中戦に対するこだわりがイイ感じ。ツインテール振り回し→反撃のワイヤーアクションもいいし、執拗に上がる土埃やカメラのフィルターと、昭和ウルトラの水中戦とは隔絶の感が。メビウスからガンスピーダーへのPANやメビウス・ツルギ・ツインテールの3者が並んでる絵はスケールを感じさせるカッコいいカット。
もう一方の海底の二人、ツルギは正体はあっさりバレなんだなあ。玩具の販促の都合もあるのかもしれんけど。謎の女がヤプールじゃなかったのがちょっと残念。


ところで近所のスーパーで食玩ウルトラマンメビウスが売ってるけど、GUYSメモリーとトライガーショットは売り切れなのにメビウスブレスは全然売れてないぞ。大丈夫か?



関係ないけどウィッチブレイド夢使いを実写で見たくてたまらんのはやはり小林靖子だからなのかなあ。アレンジすればなんとか行けそうな気もするんだけど……。