仮面ライダー響鬼最終回 の感想で面白かったもの

ていうか普段読んでるとこ。長文多いけどみんな愛がありますなー。

 重要なのは、京介が明日夢の「鬼にならない」選択を認めたことである。
 明日夢が子供を救おうとして窮地に陥り、ヒビキに助けを求めようとして、結果的には京介が助けに来た。
 あの時の京介は、ヒビキの分身に他ならない。
 あるいは、一度は目指した鬼の弟子という自分、明日夢自身の分身である。

 ヒビキの分身に認められ、自分自身の分身に認められ、明日夢は遂に自分の選択に確信を持つことが出来た。
 明日夢は「鬼になることから逃げた」のではなく、「医師になる道を選んだ」のだ。鬼の修行を積んでいた一時期こそ、「生き方を決められない状況から、鬼の弟子という場所に逃げ込んでいた」ということに気付いたのだ。

ネタばれ禁止の日々より。
http://sinden.blog6.fc2.com/blog-entry-185.html
桐矢変身体が響鬼であり明日夢というのはなるほど!とうならされる。それならあの2連戦も納得。
平成ライダー考察もすごく面白いのに、今年は仮面ライダーのエントリは書かれないそうでちょっと残念。でも読書は大事ですね。


明日夢とヒビキの物語。

今回は第一話のシチュエーションをもう一度明日夢に体験させて、彼の変化を描いたんですね。

崖から落ちてる子供を背負って助けるシーンは、船から落ちそうになった子供を見捨てたシーンとの対比。

もっちーを助けに行くシーンは、糸でぐるぐる巻になった従姉にどうすることも出来なかったシーンとの対比。

お母さんとの会話も、城南受験の話との対比。

そして朝日のシーンに対して夕日のシーンとの対比。

「鍛えたんだな」

この辺りはじーんとしてしまったです。本当に1話の駄目っ子ぶりと比べると本当に明日夢は鍛えたと思います。

まさにきれいに落とすべき所へ落としたという感じ。

はすはなちゃろぐ
http://d.hatena.ne.jp/lotustea/20060123/1137980136

これも言われてみればなるほどそうだよなーと。
こういうの読むと井上脚本グダグダで片づけてる人の感想のなんとアレなことか。
でもこうして感心してるってことは俺もわからなかったわけですが。まだまだ修行が足りないネ。


で、ヒビキさんという人間を見ると
他人と距離を置く人だったと思う。
完成されているようなヒビキさんの弱点は そこだったのかな〜 と。
みどりさんも言ってた「弱い部分で恋をする」という説明も
ヒビキのそういう「弱点が無い」弱点を見据えて言った言葉だと思うし。
ヒビキさんは、弱い部分が見えない距離感を保ってたンじゃないかなー。
(略)
「来るものは拒まず、去るものは追わず」という不動だったヒビキさんが
自分から進んで明日夢と共に進むことを選んだ。
別に変な意味じゃなくて、萌えとかじゃぁなくて
あのセリフ、プロポーズみたいだった。
パートナーを決めた重大な瞬間というか
なんというか。
自分のテリトリーに他人を入れることを選んだ って感じ?

特撮!萌え散らかし劇場
http://moetirakasi.blog11.fc2.com/blog-entry-249.html

ヒビキに焦点が当たった感想。
ああ、こう解釈するとあのラストもいいもののような気がしてきた。


ところでこないだ自分で書いた、後進を育てない大人はどうか?他人の人生を引き受けてこそ大人、っていうお話は、つまり全国のお父さんお母さんのお話とも言えるわけで。ヒビキが弟子をとらない云々以前に独身であること、明日夢に父がいないというところをもっとつきつめて描いてもよかったのかもしれない。
「ここにいるお父さんたちだって、みんなにとって仮面ライダーなんだぜ!」っていうよみうり555ファイナルのセリフが思い出される。


それはそうと仮面ライダーバトンが面白そうなので週末までに書いてみよう。


まあそんなオレの感想はさておき、ウチで改めて家人と妹で響鬼の話をしたところ、結局夢オチかい?ということに。(いや、なってないなってないw)

そこがミソ。-特撮感想などを思ったままに
http://d.hatena.ne.jp/korohiti/20060122/p1

これイイ!詳細はリンク先で。さすがですkorohiti先生!
クウガのときも解釈論で喧々囂々してたよーな。


ところでスーパーライブのチケットヤフオクだとやっすいですな。特に土曜。みんなで盛り上げようぜ!
今年のショーの部分は面白いといいなー。




以下俺日記。