仮面ライダー響鬼 最終之巻

http://d.hatena.ne.jp/siken/20060122
他の人の意見はあとで読むとして(読むのか?)。

中盤までは新響鬼テイストで子供を惹きつけつつ、ものすごく旧響鬼に気を使ったラスト、という感じ。


あいまいなまま1年経ってしまったヒビキと明日夢の関係や、桐矢の変身、さらにみなりのいい男女の登場、恐怖心を一時的に忘れたモッチーと、内容は濃厚。大人キャラの話は前回で全部終わりなのね。変わらない日々(その象徴がたちばなとみなりのいい男女)という雰囲気は旧響鬼の延長上だと思う。


文句があるとすれば、結局ヒビキが母性原理的なキャラに帰結してしまったっていうことか。いつでも帰って来ていいんだよみたいな。しかしそれは男が憧れる男だろうか?*1という点で、どうもヒビキのキャラが初期に抱いてた(バケガニ戦あたり)自分のイメージとはズレた方向で片づいてしまったように思う。
会ったときから弟子(気に入った奴みんなか?)で、これからも俺のそばに居ろっていうのは、やっと自分の道を見つけて対等になった男に対して言うのはどうか。で明日夢もハイとか言うなよ。まだ大人未満ということでそうなっちゃうのかな。戦闘シーンでは足手まとい2連発だし。ヒビキの全能感のあるセリフのせいか明日夢が並んだように見えなかった。ビルドゥングスロマンなんだよね?


ラストシーンは全部二人のセリフで片づいているので、もとの脚本がどういうものであったにせよ現場でどんなふうにも変えられちゃうんだよなー。OHPのインタビューも微妙だし。果たしてもとの脚本ではどうなっていたのやら。細川ヒビキの空回り、という意見に賛成。


まーどんな最終回だろうと、本当の最終回はよみうりランドで、だと思っているので全然問題ないですケド。お正月のショーのレポも読んでね(宣伝)。
http://www.geocities.jp/kasindoux/heroshow/yomiuri060103/