仮面ライダー響鬼

今回はなんと言ってもちゃんと魔化魍が脅威として描かれていたことが嬉しい。こんなに緊張感のあるダメージ描写)は初めてだ。やっぱり敵方のバイオレンスは大事だよな。ここまでやってくれてやっと命のやりとりをしてる危険な仕事って感じがした。
きりやんのヒールっぷりもステキ。また明日夢の影が薄くなっちゃうよ! 


設定の矛盾がまた突つかれそうだけど、絵面優先と考えれば別に腹も立たない。やっぱり再生怪人は軍団じゃないとね!
だいたい鬼のシフトやらなんやらなんて、夏前からその描写は消えてたものだし、初めのウブメの登場もイレギュラーと考えればおかしくないし。今回の話の前にも夏魔化魍を太鼓以外で倒せてたとすればカッパやバケネコもオッケーでしょ。ここは脳内補完だけど、設定先行で太鼓祭りをいちいちやり直すようなバカな真似はさすがにしないだろうし。もう余計な描写をやってる時間もないのだろーな。


次回はきっとトドロキが記憶喪失になるお話に違いないと予想。復帰もさせやすいしネ。あと桐矢はアンチどもの期待に反して最後までふんばると予想。鬼というのがつまり意志の問題ならば、桐矢は成長する余地がある『少年』だから。でもそうすると桐矢が目立って明日夢を喰っちゃいそうだな。うーん。


9月以降のほうがキャラの立ち位置にすごく気を使って描いてると思うのだけど、

そういえば、井上さんの常套手段である、「一人のキャラが登場人物の所を訪ね歩いて、彼らの紹介をする」というエピソードが、また京介に使われていることを意外と指摘している人を(それほどよそ様を見て歩いた訳ではないのですが)見かけませんでした。

この手法のいいところは、短時間で登場人物のキャラ紹介が出来て、しかもそれが新しい登場人物に対する場合、既存のキャラたちがどういう対応をする相手なのかとあるいはどういう関係かいっぺんに紹介できて、しかも関係を深めることが出来る、(特に尺の足りないとき)大変便利でかつアピール度の高い手法なんですよね。

http://d.hatena.ne.jp/lotustea/20051202/1133523839
というのを読んでなるほど!と思う。
感想ブログぱらぱら読んでたら、脚本書いてますという人がいて、井上脚本をけなしてたのだけど、偏見というのは恐ろしいものだなあと思った。
プロは結果が全てという前提で批判をするなら、ちゃんと実績を作ってる井上脚本についてまずはけなす前になぜそれが欠陥を持ちつつも人気があるのかを徹底して研究するべきだろう。