VNっぽいミケタマクロ

「だめ!来ないで!私に近寄らないで!
私……化け猫なんです。私に近づくほど、優しくすればするほど、貴方は大切な人の事を忘れてしまう。貴方の大切な思い出が消えてしまう。
そんなの私イヤなんです……。イヤ……なんです……」
そういってかぶりを振る彼女に、どんな言葉をかければいいのだろう。そのときの僕は、ただ黙って彼女を見つめる事しかできなかった。
時間にしたらほんの数秒。でも僕にとっては永遠にも思える時間。彼女は決心したように顔をあげると、
「だから、だから……もう、私のことなんて忘れてください」
彼女はやわらかく微笑んだ。諦めと、哀れみと、そして優しさのこもった微笑。
彼女はいつも微笑んでいた。そう、僕は何度も彼女の笑顔を見てきたはずだ。だというのに、こんなに胸が苦しくなる笑顔は、初めてだった。
どうして……どうしてそんな笑顔を浮かべる事ができるんだろう?
あのとき確かに心が通じ合ったと思っていたのに、所詮は普通の人間である僕には、人ならぬ彼女の心など理解出来ていなかったのだろうか?
僕の顔に、そんな戸惑いの表情が出たのかもしれない。
「……さようなら」
静かに背を向ける少女。ダメだ……このまま彼女を行かせちゃ……!
[選択肢]

インスパイアされてみた。こんなのを書いてるばあいじゃない。


つーか手放しでマンセーな意見が多くてちょっと意外。
個人的にはここの意見に同意。ドッチラケで終わらせるのはマズイという大人の判断があったのだろーか。

でも、残念に思ったのは、ラストのマックスの立ち直り。
そこが唐突で、エリーが感動の涙を流すほど感動的には見えなかったのです。
だから、エリーの涙も、ちょっといきなり何?って印象。

監督の意図というかテーマはよくわかったんですけど、盛り上げ的には、今イチだったって印象です。

そこらへんがもっとスムーズに行っていれば、先週に引き続き傑作!ということになっていたんでしょうが・・・
今回は残念ながら、そのレベルまでには至りませんでしたね。

でも、「ギャグだけど、ただのギャグには終らせないよ」という監督の気持ちはひしひしと伝わってまいりました。

http://www.moegame.com/sfx/archives/000363.html