マゾヒズム原論 −支配と服従の逆説−

http://d.hatena.ne.jp/kagami/20050614#p1

ロリマゾの心の師匠のkagami氏の論説。

私の理解の範囲で非常に簡単に云ってしまいましょう。
マゾヒズムとは…

「子供に戻ること」

です。胎内回帰して胎児に戻った上で更に逆行すれば消滅してしまい、それは死と=ですが、マゾヒズムの逆行はそこまでは戻らない。
(中略)
云うまでもなくサディストとはマゾヒストにとって原初の枠組作成執行者たる『親』の表象に当たります。

この『親』は、アイデンティファイを迫る『外部』や『社会』とも云い換えられる。

マゾヒストは子供に戻って、そこで子供として親に懲らしめられることで、自己を再構築的にアイデンティファイして自己の中の主体の苦痛を快楽に創り換える。そこで始めて、自らの根本的な超越性、通常は変更が不可能なコード化できない内面をドラスティックに変化させ、回帰的なものを復元する。

長いので引用しづらいけどこのへん鋭いなあ。
引用が適切なのでマゾヒズムにあんまり興味ない人も読んでみると面白いよ。こういうのは先天的なものなのか後天的なものなのかどっちなんだろう?
性的な行為にまで至らなくても愛するものに従属する快楽というのはあるわけで、ロリマゾ志向が特に変態的行為というわけじゃないのだ。

自分など女王様キャラじゃなくても頭の中で勝手に脳内変換していたりしていなかったり。ののみ様毎日最高です。モウソウタケが生えそう。