学力改善、正答率が上昇 小5−中3の全国テスト

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050422-00000118-kyodo-soci

ゆとり教育は結局ダメという結論で落ち着いたのだな。
結局教師側も生徒側も全然メリットがなかったんじゃどうしようもないと思う。
今月は教育関係の本やジェンダーフリーの本を読んでいるのだけど面白かったのを2冊。


ゆとり・人権・男女共同参画・反国旗国歌教育を徹底的に叩く。
おのおののトピックについての危険性を、現場からの意見を中心にわかりやすく紹介していく内容。これも全てが左翼につながっていくのか……。

山谷えり子議員のお父さんの言葉が素晴らしい。

「私が子供を生んだときに、父から『これで権利が十分の一、義務が十倍になる』と言われたんですね。義務をたくさん背負えることこそが人生の豊かさであり、義務をたくさん背負える人間はすばらしい。それは自分の権利を捨てられるくらいに強くなれたということであって、それだけ成熟したということだと、そういう教えを受けまして、それによって子育ての困難をやせ我慢できた部分がありました。子育てはほんとうにたいへんなことですが、そういう教えを受けたおかげで、耐えることができたと思います。」

教育というのは野暮でも基本的・一般的なことを繰り返し教えるものだというのは全くそのとおりだと思う。「特別」な事を「普通」を知らない子供に焦って教えるのは間違っているよ。



ゆとり教育の推進者寺脇研氏とそれに反対の立場の和田秀樹氏の対談集。
寺脇氏のほうが和田氏のツッコミに対応しきれず逃げている印象がある。これを読んだらゆとり教育を推進しようという人も少ないのではないか。文科相が謝罪しても本当に悪いのは官僚なんだよね。
結局ゆとり教育推進派というのはウン十年前の受験戦争報道をいまだに信じている人々なのだろうか?