日曜美術館

森川嘉一郎独り舞台という感じ。いや著書はすごく面白かったんですけど。
趣都の誕生 萌える都市アキハバラ

「オタクっていうのは向こうでは土人のプリミティブアートとして見られてる」という去年のオタク大賞での岡田斗司夫の言葉を思い出してしまった。

オタクを「モノ」でなく「文化」としてまるごと紹介したのは意味があると思うし、斎藤環氏の、オタクの「虚構に親和性のある人」という定義もあわせて紹介されたのは良かった。
というより個人的にはここがオタクの定義のキモみたいに思ってたり。

また岡田氏の弁になるが、今年のオタク大賞で「森川君は秋葉原に行ってるのがオタクだと思ってるからなあ……」という言葉もなんとなく理解できるけど、そんなに心配するほどの事はない気がする。

まそんな学術論に行かなくてもオタクの定義について考えるのは面白いと思う。
http://d.hatena.ne.jp/kasindou/20050122#p1
森川氏の定義もなんだかなあと思ってる時点で自分も十分オタクってわけだ。


正直今オタク論を語ろうとすると「オタクと性」の問題(http://haguruma.2log.net/archives/blog119.html)は避けて通れないし、個人的にはそこをつっこんだ話を聞いてみたい気がするけど美術番組なのでそれを求めるのはお門違いかなあ。
それこそミクシィとかで議論されているのだろうか。
今月のゲームラボの東x斎藤x桃井対談は参考になるかな?


東京都写真美術館に行ってみたい気もするけどいつもの日常と同じなので特に観に行く必要もないよーな。オタクの部屋に抱き枕はデフォなのか?うちにもちゃんとあるけどさ。
http://biennale.hp.infoseek.co.jp/