sh15uya

アサギ2度死亡。田崎監督はやっぱり1流だよな。

前回書き忘れたけどピースの立ち位置が明確になったことで、今後の展開がすごく楽しみになっている。本来なら心が壊れてしまった人を殺すのはヒーローの立場だからだ。

それを明確に表しているのは同じ白倉・田崎作品の仮面ライダー555の第15話での、

「あの人はもう人間じゃない……(略)」
「俺はもう迷わない。迷っている間に人が死ぬなら……。戦うことが罪なら、俺が背負ってやる!」

というセリフ。これほど明確に子供番組で仮面ライダーが「自分を基準にした正義の殺人者」であることを宣言したことはないのではないか。
そして今度はそれを悪役として配置しているわけで、まったく飽きさせない。

「sh15uya」は対象年齢も上がったことだし、以前よりよりストレートにその主張を出してくるような気がするよ。もう一つの「境界」というモチーフもわかりやすく現れているので気にして観ると面白いかも。
ヒーローと正義 (寺子屋新書)