総理の値打ち 福田和也

総理の値打ち

なんとなくこういうのも読んでみるのです。
採点の基準はともかく政治家の人気と後世の評価が一致しないというのが良くわかってなかなか面白かった。
自分が覚えているのはせいぜい中曽根時代あたりからだけど。
結局のところ誰がなっても政治家は文句を言われるのだから、それをいちいち批判している人の意見を鵜呑みにするのは良くないわな。政治家は憎まれるのも仕事のうちだし。
あとはそれが批評として面白いかどうかというのはまた別問題だけど。
ためにする批判で偉そうに見えるなら自分もやりますよ。でもたいていはみっともなく見える。


この本が出た平成14年4月の時点での小泉総理の点数は29点と辛いけど今はどうなんだろう?長期政権になっていることもあるしもっと高くてもいい気がする。

イラク問題に関してはメディアによっては、最大の問題が石油(アメリカの利権ではなく日本のエネルギー問題として)であるというのををちゃんと書いているけど、書かないところは書かないし。知らない人は偏ってそう。

アメリカに協力しない代わりに石油のない暮らしに耐えてくれなんてどの政党も言わないんだから誰がやっても変わらない気がするがなあ。
とりあえず運の良い人にやらせておきましょうよ。
http://yasz.hp.infoseek.co.jp/


国内の安全のほうはといえば、ずばり教育レベルの高さと犯罪の発生率は連動しているのであって、ゆとり教育の見直しは英断だと思うよ。
どちらかといえばこっちの方が喫緊の問題だと思う。
ゆとり教育の悪い成果はもう出てるし、メディアの作った受験戦争という虚構にいまだに騙され続けるのもいかがなものか。

http://www.s-book.com/plsql/com2_magcode?sha=1&sho=2300209104&type=s&keitai=0
[少年犯罪]米国の人権法律家が日本に押しつけた「子供は凶悪事件を犯さない」という奇怪な幻想/日垣隆



それこそ子供のときに巧いこと仕込まれたらそのまま大人になってしまうということなのかな。